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為替用語辞典

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あ行の言葉
アービトラージ取引

日本語では裁定取引の訳。アービトラージ取引は、異なる2つの市場の価格差を利用して、利益を得ようとする取引。現物株市場とデリバティブ市場との間での取引や、同一銘柄の先物で異なる限月の売り買いを組み合わせる「限月間スプレッド」、異なる先物市場間での「市場間スプレッド」などがある。
(英語名:Arbitrage)

RSI

日本語では相対力指数の訳。過去一定期間の変動幅を指数化し、買われすぎ、売られすぎの観点から相場の勢い分析する手法。オシレーター系の代表的なテクニカル指標。
(英語名:Relative Strength Index)

RCI

日本語では順位相関指数の訳。日付と値段に順位をつけ、順位相関係数に当てはめ数値化したテクニカル指標。
(英語名:Rank Correlation Index)

RBA

オーストラリア準備銀行。オーストラリア連邦の中央銀行にあたる。
(英語名:The Reserve Bank of Australia)

RBNZ

ニュージーランド準備銀行。ニュージーランドの中央銀行にあたる。
(英語名:The Reserve Bank of New Zealand)

ISM製造業景気指数

米供給管理協会が発表する、製造業での景気先行指標。同協会が400以上の企業の購買担当役員アンケート調査を実施して作成する。企業の景況感を反映し、50を上回ると景気拡大、逆に50を割り込むと景気後退を示唆しているとされる。景気転換の先行指標とされることから、製造業の最重要指標の一つとなっている。主要経済指標の中で最も早く発表されることから、注目度は非常に高い。非製造業を対象にした同種の調査に、『ISM非製造業景気指数』がある。

IFO指数

ドイツの経済社会政策研究を行う非営利の公的研究機関IFO経済研究所が発表する、ドイツの約7000社の役員等を対象に調査・集計を行った景気先行指数。IFO経済研究所はドイツ6大経済研究所のひとつ。ドイツ経済の先行きとの相関性が高く、発表も早いためドイツの経済指標の中では最も注目される。

IMF

日本語では国際通貨基金の訳。貿易拡大や為替相場の安定化などを目的に1945年に世界銀行と共に設立された。本部は米ワシントンD.C.。加盟国が基金を出資しており、通貨危機などの際は必要に応じ外貨を借りることができる。
(英語名:International Monetary Fund)

IMM通貨先物

シカゴマーカンタイル取引所に開設された国際通貨先物市場。CFTCが毎週発表するIMM投機筋のポジションは、為替市場の縮図を表しているとの見方もあり、FX取引を行ううえで注目されることが多く、市場関係者の関心は高い。(IMM=International Monetary Market)

アイザーウェイ

本来はスプレッドが存在するはずの売値(ビッド)と買値(アスク)が同じ価格である状態。チョイス(choice)とも言う。

相対取引

取引所が介在せずに売りたい人と買いたい人が直接取引を行うこと。 銀行対銀行、銀行対顧客といった1対1の取引。取引価格も取引方法の当事者同士の攻守によって決まる。OTC取引とも言われる。(OTC=Over The Counter)

アイビー契約

取引の仲介をするだけで、お客様や取引先と直接的な取引相手とならない契約のこと。アイビーとはIntroducing Brokerの略称。

アウト・オブ・ザ・マネー

オプション取引の買い方が権利行使した時に、損失が発生する状態のこと。コールオプションでは権利行使価格が原資産の価格を上回る場合、プットオプションでは、権利行使価格が原資産の価格を下回る場合をいう。(OTM=Out of The Money)

青天井

好材料の出現などにより価格の上昇が続き、際限なく上昇するように思える状況。

悪材料

その商品の需要・供給、内部要因、政治的や経済的要因などからくる価格下落要因のこと。例として、企業の業績下方修正や操業停止自己、円高、原材料費の高騰など。悲観材料、軟材料、弱材料とも言われる(⇔好材料)

アクティブ運用

運用の評価基準であるベンチマーク(日経平均株k指数、TOPIXなど)を上回るパフォーマンスを目指す運用

悪目買い

相場が下がっている状況で、売り人気であるにもかかわらず買われること。上昇を期待して買いを入れるということでもある。

アスク

金融商品取引業者が価格を示して特定数量の商品を売付ける旨の申出をすることをいう。お客様はその価格で買付けることができます。米国ではオファー(offer)ともいう。対して、英国ではビッド、米国ではペイという。

アセット

資産のこと。
(英語名:Asset)

アセットアプローチ

為替相場決定理論のひとつで、ある時点での資産ストック量の需給関係によって相場は決まるという説。金融資産の組み合わせをポートフォリオと呼ぶことから、ポートフォリオ・アプローチとも呼ぶ。
(英語名:Asset Approach)

アット・ザ・マネー

原資産の価格とオプションの権利行使価格がほぼ等しい(本質的価値がゼロに近い)状態のこと。

アナリスト

将来的な市場の値動きを予測し、投資家に情報を提供する職種。テクニカル分析をもとに予測するテクニカルアナリストと、景気動向をもとに分析するファンダメンタルアナリストに大別される。
(英語名:Analyst)

アノマリー

理論では説明のつかない相場の変動。株式市場や為替市場での変動は、経済合理性に基づいているとされるが、経済合理性では説明できない現象もある。「大統領サイクル」や「4月効果」など季節や曜日、一定周期で行われるイベントと、市場の値動きを関連づけて説明されることが多い。
(英語名:Anomary)

アベレージコスト

同一の通貨ペアを複数の建値で持っている場合の平均建値。
(英語名:Average Cost)

アマウント

取引量、取引単位、取引金額のこと。(amount)

米S&Pケースシラー住宅価格指数

スタンダード&プアーズ社が、Fiserv CSW 社と共同で算出している住宅価格指数のこと。全米10都市の指数と20都市の指数を算出し公表している。通常、この指標を指すときは20都市で算出している指数の事を指す。住宅価格は個人消費に大きな影響を与えるため、アメリカ国内の景気指標としても重要視される。
(英語名:S&P/Case Shiller Metro Area Home Price Indices)

米新規失業保険者申請数

失業者が失業保険の給付を初めて申請した件数。天候や祝祭日の影響を受けやすく、エコノミスの間では4週間移動平均が用いられる。毎週木曜日に発表され、雇用統計への指針の一つとして注目される。申請数の分岐点とされている40万人を超えると雇用状況はかなり悪化していると言える。

米地区連銀経済報告

レポートの表紙の色から別名、ベージュ・ブックと言われる。アメリカの12ある地区連銀からそれぞれ管轄地域の経済状況や景気動向を収集し、FRB(連邦準備制度理事会)がFOMC(連邦公開市場委員会に提出するもの。FOMCが金融政策を決定する際の基礎資料として使用されるため、市場からの注目度も高い。

アメリカンタイプ

オプション取引の開始日から取引最終日までの期間であれば、いつでも権利行使できるものをいう。これとは反対に、権利行使が満期に限定さえているものを『ヨーロピアンタイプ』という。

あや押し

上昇傾向にある相場が、特別な要因もなく一時的に少し下がること。

あや戻し

下落傾向にある相場が、特別な要因もなく一時的に少し上がること。

アラーム

評価損失が一定水準を超えたときに顧客へお知らせすること。

 
い行の言葉
ECB

ヨーロッパ中央銀行の略称。199年のEUR発足に伴い、1998年新たにユーロ圏の中央銀行として設立。ユーロ圏の金融政策を担う。
(英語名:European Central Bank)

EBS

電子ブローキングシステムの略称。外為ブローカに頼らずに、インターバンク間で電子端末機により行われる為替仲介システムのこと。インターバンク間の取引は通常100万ドル(1本)単位で行われる。

移管

証券会社が、お客様よりお預かりしていた株券などをお客様の指示に基づきほかの証券会社に預け替えをすること。

銘柄別の売買の状況を記録したもの。入力された注文は売り買い別、値段別に整理、記録されている。

委託手数料

委託手数料とは顧客が証券会社に売買を委託し、それが成立した際にその対価として払う手数料のこと。平成11年10月1日から委託手数料が完全自由化したことで、証券会社ごと、また取引金額や注文方式、取扱商品などによってそれぞれに設定されている

委託売買

証券会社がお客様から委託を受けて執行を行う取引のこと。証券取引所へ注文を取り次いで取引を成立させることで、証券会社が直接売買の相手方にはならない。(⇔相対売買)

委託保証金

信用取引において注文を発注する際、顧客があらかじめ証券会社に差し入れなければならない担保。委託保証金の額は、約定代金の30%以上が必要で、その額が30万円に満たない場合は、30万円と定められています。証券会社によっては有価証券で代用することも可能。

委託保証金維持率

建玉の総代金に対する保証金額の比率。信用取引で建玉を保有している場合、委託保証金率は相場の変動による評価損失額等を差し引いて計算されるため低下する場合がある。委託保証金率は一定の率以上を維持しなくてはならず、20%を割り込んだ場合、追加保証金を差入れる必要がある。

板寄せ方式

株式の売買方式のひとつ。売り注文と買い注文が一番多く約定する単一の価格で取引を成立させる方式。(⇔ザラ場方式)

一目均衡表

一目均衡表は、一目山人が開発したテクニカル指標。相場の主体は時間にあり、価格はその結果としてついてくるという時間論、波動論、水準論の3つ考えが基になっている相場分析手法である。

往ってこい

相場がある水準まで上がった後、もとの水準まで下がること。あるいはその逆。

一般信用取引

信用取引の種類の一つ。決済の期限及び逆日歩の金額等を、投資家と証券会社との間で自由に決定できる取引のことをいう。

移動平均線 

過去の一定期間に決まった価格の平均値を計算してグラフ化したもの

イフダン

イフダンとは、順位のある二つの指値注文を同時に出し、1次の注文が約定後、自動的に2次の注文が有効になる注文方法。

イフダン→ 逆指値付注文

先物・オプション取引において順位のある二つの注文を同時に出し、1次の注文が成立した後、自動的に2次の注文のストップロスと利益確定の決済注文を同時に出し、どちらかが成立したら、その時点でもう一方の注文が取消される注文。

嫌気

マーケット参加者が相場の先行きに悲観すること。または、悪材料に対して、悲観すること。

因果玉

売った後に値段が上昇、または買った後に値段が下落して、その時点で決済すると含み損がある状態のポジション。

インサイダー取引

ある会社の未公開情報を知りうる立場にいた者が、その情報に基づいてその会社の発行する株式等の証券の取引を行うこと。

イン・ザ・マネー(I・T・M)

イン・ザ・マネーとは、オプション取引の買い方が権利行使したときに利益が生じる状態のこと。コールオプションでは、権利行使価格が原資産の価格を下回る場合、プットオプションでは、権利行使価格が原資産の価格を上回る場合となる。

陰線

チャートの表記で始値より終値が安い場合のローソク足のこと。

インターバンク

銀行間取引のことで、取引参加者は金融機関、もしくはそれに準ずる機関。一般個人は、この銀行間取引へは参加できない。また、取引そのものはロイター通信端末や、EBS(電子ブローキングシステム)などを通じて行っている。

インターバンク市場

インターバンク市場とは、銀行同士が外国為替の売買をする市場のこと。市場と名がついているが、取引所のようなものはなく電話とネットワークによって構成される市場である。インターバンク市場の為替レートは1日24時間、刻一刻と休みなく変動している。

インデックス運用

パッシブ運用の一種。日経平均株価やTOPIXといった指標の動きに連動する運用成果を目標とする運用戦略。

インプライドボラティリティ

過去の価格変動から算出した将来の予測変動率のこと。オプションのプレミアムから逆算して求める。

インフレターゲット

あらかじめインフレ率(物価水準)の目標値を定め、実際の物価がその水準に近づくよう金融政策を実行する事。NZや英国が採用している。日本や米国は見通しを公表するに留まり、採用には慎重な姿勢を取っている。

 
う行の言葉
ウォールストリート

ニューヨーク市マンハッタン島南端にある通りの名前であり、世界の金融の中心地。ニューヨーク証券取引所、連邦準備銀行、証券会社、大手銀行などが集中している。
(英語名:Wallstreet)

受渡日

外国為替取引(直物取引)における決済日のこと。外国為替取引では通常2営業日後に取引契約の対価を授受するという銀行間取引上のルールがあり、バリューデイト(Value Date)ともいう。

薄商い

取引量(売買高)が少ない状態。

売りあがり

値上がりとともに、数回に分けて売る手法。(⇔買い下がり)

売り一巡

売り一巡とは、価格が大きく下落し続けているとき、売り注文が一通り出揃い注文が出なくなった状態。(⇔買い一巡)

売り気配

売り注文に対して、これに見合う数量の買い注文がなく、値がつかない状態のこと。(⇔買い気配)

売り越し

取引の内訳で売りポジションと買いポジションを差し引いたとき、売りポジションが多いこと。(⇔買い越し)

売建玉

信用取引や先物取引、オプション取引などで売りから入った注文で、未決済のもの。

売りハナ

取引所で価格決定方式の一つである板寄せの取引において、売り注文より買い注文の方が多いこと。ハナとは足りない枚数のことを指す。(⇔買いハナ)

売り持ち

売りポジションを保有している状態のこと。

上値抵抗線

売り圧力が強く、上昇を抑えられる水準。過去の節目となる高値などをチャート上で結んだ線が意識される。レジスタンスともいう。

上放れ

価格がそれまでの水準から急激に上昇すること。または前日の終値から大きく上昇して寄り付く事。

 
え行の言葉
HKD

香港ドル。
(英語名:Hong Kong Dollar)

AUD

オーストラリアドル。豪ドル。

ADP雇用者数

全米約50万社の顧客を持つ民間の給与計算代行会社であるADP(オートマティックデータプロセッシング社)のデータを用いて、経済予測会社マクロエコノミックアドバイザーズが予測する民間の雇用指数。市場からの注目も高い雇用統計の先行指標とされる。

SNB

スイス国立銀行のことでスイスの中央銀行。チューリヒとベルンに本店を構える。
(英語名:Swiss National Bank)

SQ

株価指数先物取引や株価指数オプション取引の最終決済を行うための価格のこと。満期日前に反対売買による決済を行わない時の清算価格として使用される。 特別清算指数ともいう。

SGX

シンガポール取引所のこと。1999年12月に、それまでのシンガポール証券取引所(SES)とシンガポール国際金融先物取引所(SIMEX)が合併、SGXとして設立。日経225先物をはじめ、アジア各国の金融先物およびオプションも多数上場している。
(英語名:Singapore Exchange)

SGD

シンガポールドル。

NISER

英国立経済社会研究所のこと。イングランド銀行や財務省に政策・経済助言を行なう。
(英語名:National Institute of Economic and Social Research)

NOP

口座内の持ち高を通貨別にすべて買いと売り別に合計して、その絶対値の大きい方を言いう。。持ち高が単一の通貨ペアの場合はほぼ総取引額に一致し、複数の通貨ペアの場合は組み合わせによって総取引額より少なくなることがある。
(英語名:Net Open Position)

NT倍率

日経平均をTOPIXで割ったもの。二つの指数間の相対的な強さを示している。

NDF

元本の受け渡しをしないで、期日の差金だけを決済する為替先物取引のこと。 差金決済は、決済期日のあらかじめ決められた公表レートとの差を元本に乗じた金額で行い、該当通貨を用いず、通常米ドルで行われる。先物市場が未成熟だったり、資本の流出規制のある国の通貨(韓国ウォン、人民元、インドルピー、フィリピンペソ、台湾ドルなど)に適用され、元本国の通貨のリスクヘッジに用いられる。
(英語名:Non Deliverable Forward)

FRB

米連邦準備理事会のこと。アメリカの金融政策を決定する機関。
(英語名:Federal Reserve Board)

FIFO

FIFOとは、ポジション決済のルールで、成立した日時の古いポジション順に決済すること。ファーストインファーストアウトの略称。
(英語名:First In First Out)

FF金利

フェデラル・ファンド金利の略称。アメリカの銀行間取引の金利。日本のコール・レートに相当し、政策金利と位置付けられている。
(英語名:Federal Funds Rate)

FOMC

FOMCとは連邦公開市場委員会の略称。FRBが定期的に開催する会合で、アメリカの金融政策の重要な手段である公開市場操作の基本方針や外国為替市場への介入についての方針を決定する。
(英語名:Federal Open Market Committee)

エマージング市場

成長段階にある国の市場のこと。中南米、東南アジア、中国、インド、東欧、ロシアなどがエマージング市場とされる。

MOF

財務省の略称。よく銀行では財務省の担当者のことを「モフ担」と呼んでいる。
(英語名:Ministry of Finance)

エリオット波動理論

米国のチャート分析家ラルフ・ネルソン・エリオットによって考案されたチャート分析に用いられる波動理論のこと。フィボナッチ級数を基に相場のサイクルや目標値を予測するのが特徴。

円形底

チャート分析の際、安値圏(底)で見られるパターンの一つ。値段が徐々に安くなった後、徐々に高くなっている状態。「ラウンド・ボトム」「なべ底」ともいう。

円形天井

チャート分析の際、安値圏(底)で見られるパターンの一つ。値段が徐々に安くなった後、徐々に高くなっている状態。「ラウンド・ボトム」「なべ底」ともいう。

延刻

あらかじめ定められている取引開始時間を災害や取引所の都合により、遅らせること。

円高

日本円と、米ドルやユーロなどの外国通貨との交換比率(=為替レート)の変動により、日本円の価値が外国通貨より高くなることを円高という。

円安

日本円と、米ドルやユーロなどの外国通貨との交換比率(=為替レート)の変動により、日本円の価値が外国通貨より安くなることを円安という。

 
お行の言葉
追証

追加証拠金のこと。

大型株

東京証券取引所の市場第一部上場銘柄のうち、上場株式数2億株以上を大型株と呼び、規模別の株価指数を算出していています。

大株主

持株比率の高い株主のこと。 大株主の明確な定義はないが、営業報告書には上位7名(以上)の記載がなされています。

OCO

OCOとは、2つの指値注文(逆指値注文)を同時に出し、一方の注文が約定したら自動的にもう一方の注文がキャンセルされる注文方法。
(英語名:One Cancels The Other)

大底

相場の最も安いところ。

大台

価格の単位で霧のいい数字、桁。

大天井

相場の一番高いところのこと。

オーバ-シュート

一時的に下値支持線(サポートライン)や上値抵抗線(レジスタンス)を抜けた過度な値動きをすること。

大引け

取引所の立会時間は午前(前場)と午後(後場)とイブニングセッション(夕場)に分かれており、後場の最後の売買を「大引け」という。

お化粧買い

決算期末などにおいて株式などの評価額を上げるために、買い注文が入ること。「ドレッシング買い」とも言う。

押し目

上昇基調で推移していた価格が一時的に下落した場面。

押し目買い

相場が下がることを「押す」といい、押し目買いとは上昇傾向にある相場が一時的に下がったところを狙って買うこと。(⇔戻り売り)

押し目待ちに押し目なし

相場が上昇している中で、値段が下がった時に買おうとするが、そういう時に限って相場が下がらないときのことを言う相場の格言。

オシレーター

値動きから、相場の強弱を表すテクニカル指標。トレンドの中での短期動向の分析やもちあい相場での逆張りに有効とされる。RSIやサイコロジカルライン、ストキャスティクスなどが、代表的なオシレーターのテクニカル分析の種類。

オプション取引

オプションとは、ある一定の商品を一定の取引期間内に、一定の価格で売買する権利のこと。その権利には『コール・オプション(買う権利)』と『プット・オプション(売る権利)』がある。それぞれの権利に対して売買が行われ、これをオプション取引と言う。ある商品の価格が上昇すると予測すれば『コール・オプション』の買い、もしくは『プット・オプション』の売りとなり、逆に価格が下落すると予測すれば『コール・オプション』の売り、もしくは『プット・オプション』の買いを行う。

思惑

市場参加者の予想や相場動向への期待のこと。

親株

親株とは、増資や合併に際し、既に発行されている株のこと。

織込み済み

相場の変動要因が、既に市場参加者の中で予測済みで、価格に反映されていること。新たな材料やニュースが出ても、価格が動かなかった場合ときに織込み済みという。

オルタナティブ投資

伝統的な投資対象である株式や債券と相関しないとされる運用対象に投資することをいう。ヘッジファンド・商品ファンド・不動産などがそれにあたる。

終値

定められた期間内において最後に決められた値段。

 
か行の言葉
買い一巡

買い一巡とは、価格が大きく上昇し続けているとき、買い注文が一通り出揃い注文が出なくなった状態。(⇔売り一巡)

買い気配

買い注文に対して、これに見合う数量の売り注文がなく、値がつかない状態のこと。(⇔売り気配)

買い越し

取引の内訳で売りポジションと買いポジションを差し引いたとき、買いポジションが多いこと。(⇔売り越し)

買い下がり

相場の値下がりとともに、数回に別けて買っていく方法。買値の平均値を下げることができる。(⇔売り上がり)

買建玉

信用取引や先物取引、オプション取引などで買い方となり、まだ決済をしていないもののこと。

回転率

ポートフォリオの総額に対する売買金額の比率のことをいう。算出式は「売買代金の合計÷ポートフォリオの総額」

買取請求

会社が定款で単元未満株の株券を発行しないことを定めた場合、株主には、株券がなくても単元未満株を売却をすることができる権利が与えられている。この権利のことを買取請求という。

買いハナ

取引所で価格決定方式の一つである板寄せの取引において、買い注文より売り注文の方が多いこと。ハナとは足りない枚数のことを指す。(⇔売りハナ) 

買戻し

買い戻しとは、売りポジションを決済するために買うこと(⇔売り戻し)

カウンターパーティー

カウンターパーティーとは、相対取引を行うための相手のこと。銀行が多い。

確定申告

納税者が前年1年間の所得税を計算して、翌年2月16日から3月15日までの間に、税務署に確定申告書を提出して税金を納める手続きのこと。

貸株

信用取引において、証券会社は売方顧客に対して株式を貸し付ける。その株式を貸株という。

貸株注意喚起銘柄

貸借取引において証券金融会社が証券会社に対して株券の貸し付けを行うが、証券金融会社が貸し株券の調達が困難となるおそれのある場合において証券金融会社が証券会社や投資家に通知、公表を行って注意を促す場合がある。この対象となった銘柄を貸株注意喚起銘柄という。証券取引所では貸株注意喚起銘柄となった銘柄について日々の信用残の公表を行っている。

貸株申込制限銘柄

証券金融会社が貸株券の調達が困難となった場合において、証券会社に対して貸借取引の申込制限または停止を行う場合がある。この対象となった銘柄を貸株申込制限銘柄という。証券取引所では貸株申込制限銘柄となった銘柄について、日々の信用残の公表を行っている。尚、貸借取引の申込制限または停止は、制度信用取引の新規売り、制度信用取引の買い方の現引き、制度信用取引の買い方の転売これらに伴う申込の一部または全部が対象となる。

カバード・コール

原資産の保有とコールオプションの売りを組み合わせたもの。利回りの向上をねらう場合などに用いられる。

カバー取引

カバー取引とは、外国為替証拠金会社、証券会社などが顧客から受けた注文と同じ取引をカバー取引先に行う取引の事。カバー取引をすることによって顧客の資産額と外為業者に預け入れている証拠金が同一に保たれる。

カバードワラント

株式やTOPIX・日経平均株価等を対象として、一定の期日に、特定の価格で、買う権利(=コールオプション)、または売る権利(=プットオプション)を証券化したもの。

株価指数オプション取引

株価指数オプション取引とは、株価指数を原資産とするオプション取引のこと。代表的なものとして、日経225株価指数オプション取引がある。

株価指数先物取引

株価指数先物取引とは、株価指数を対象とした先物取引で、株価指数を将来の一定の日に、今の時点で取り決めた値段で取引することを約束する契約のこと。代表的なものに日経225先物取引、日経225mini、TOPIX先物取引がある。

株価収益率(PBR)

株価収益率(PER)とは、投資判断指標の一つ。株価が1株当たり利益の何倍まで買われているのかを示す。株価収益率が高いほど株価が割高であることを示し、株価収益率が低いほど割安であることを示す。株価が500円で、一株当たり利益が50円ならば、株価収益率は10倍である。

株価純資産倍率(PBR)

株価純資産倍率(PBR)とは、投資判断材料の一つ。株価が1株当たり株主資本の何倍まで買われているのかを示す。株価純資産倍率が高ければ、その企業の株主資本に対して、割高となり、低ければ、割安となる。一般的には株価純資産倍率1倍が株価の下限であると考えられる。

価格優先原則

売り注文については、値段の低い注文が値段の高い注文に優先され、買い注文では、値段の高い注文が値段の低い注文に優先される。これを、価格優先原則という。なお、成行注文は、指値注文よりも優先される。

株券オプション取引

株価指数オプション取引が株価指数を対象としたオプション取引であるのに対し、株券オプション取引は、個別銘柄を対象とした個別株オプションである。

株券不発行制度

2004年6月9日に「株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律」が公布され、公開会社の株式は2009年1月、一律に無券面化(ペーパーレス化)へ移行した。

株式分割

株式分割は、既に発行されている株式を細分化し発行株数を増加させ、その増加分を、株主の所有株式数に応じて配分する方法。株主分割を行って発行済み株式数が増加しても、株主資本には変化がないため、理論上は分割比率に応じて株価は下がる。(⇔株式併合)

株式併合

複数の株式を合わせて、発行済み株式数を減らす方法。(⇔株式分割)

株式持合い

2社間もしくは多数の会社が相互に株式を保有することを株式持ち合いと呼ぶ。

株式利回り

株式利回りとは、投資判断指標の一つ。配当利回りともいう。ある時点で株式に投資した金額に対して、それが一年間に生むと期待される配当金を比率で表したもの。

株主資本利益率(ROE)

株主資本利益率(ROE)とは当期純利益を前期及び当期の株主資本の平均値で割ったもの。株主が直接払い込んだ資金と内部留保をあわせた株主資本に対して、一年間に企業がどれだけ利益をあげたかを見る企業の経営効率を測る指標。

株主優待

企業が株主還元策の一環として持ち株数に応じ、自社製品や優待券などを無料で配布すること。

下方修正

企業業績について従来の予測や計画を下回って推移していることが明らかになり、証券会社などのアナリストや企業が数値を修正すること。

空売り

株式を保有しているいないにかかわらず、第三者から借り受けた株券を用いて売却を行うこと。今後その株価の値下がりを予想している場合、現時点の株価で借りてきた株券を売却し、株価が下落した時点で買い戻すと同時に貸し主に株券を返却すると、その差額が利益となる。空売りには株価の下落によりその差額から得られる利益を狙った投機的なものと、保有株式の株価下落による損失をヘッジするためのつなぎ売りとがある。

カレンダースプレッド取引

先物取引において、「同一商品」の「異なる限月間」の価格差のゆがみを利用し、一方の限月取引の売り建てと、他方の限月取引の買い建てを同時に行う取引。

為替市場

外国為替市場とも言うが、実際には物理的な建物はなく、ロイター通信回線などの専用線、及び電話取引において形成されるいわば通信市場みたいなもの。月曜日のウェリントン(ニュージーランド)から始まり、金曜日のニューヨーク5時まで動く24時間市場。東京市場、ロンドン市場といった『市場』の意味は、その時間帯において一番取り扱い高が多い中心都市として象徴的に使われている。

監理ポスト

監理ポストとは、上場会社が上場廃止基準に該当するおそれがある場合、その事実を投資家に周知させるため、当該株式を監理ポストに割り当て、そこで売買を行う。この監理ポストの割当期間は、上場廃止基準に該当しないことが明確になった場合、または上場廃止基準に該当することが確定するまで。前者の場合は通常の取引に戻り、後者の場合は整理ポストに移行する。

外国為替

外国為替とは、通貨を異にする国際間の貸借関係を、現金を直接輸送することなく、為替手形や送金小切手などの信用手段によって決済する方法のこと。例)日本円と米ドルなど。

ガンマ

ガンマとは、オプションのリスク指標の一つ。ガンマ(γ)=デルタ値の変化幅/原資産価格の変化額。ガンマの値が大きくなるほど、原資産の価格が変動した時のデルタの変化が大きくなり、ガンマが小さくなれば、原資産の価格が変動してもデルタの変化は小さくなる。

 
き行の言葉
機関投資家

機関投資家とは、年金、投資信託、銀行など膨大な投資資金を運用する投資主体のこと。

期先

期先とは、「期先限月」とも呼ばれ、限月取引において、一般に受渡期日までの期間が最も先の限月のことをいう。なお、期近限月に比べて、決済期限が後(将来)の限月のことを指す場合もある。(⇔期近)

刻み

価格の最小変動幅のこと。

基軸通貨

基軸通貨とは、国際間の決済や金融取引などにおいて中核的機能を果たす国際通貨をとくに基軸通貨とよび、米ドルがアメリカの政治経済上の絶対的優位を背景に基軸通貨となっている。

規制措置

特定の銘柄において、相場状況が過熱して信用残が急増し、信用取引の利用が過度であると認められた場合、取引所は、過当投機を抑制する等の観点から、その銘柄の委託保証金率の引き上げなどの措置を行う。この措置は規制措置と呼び、この対象となる銘柄を規制銘柄という。

規制銘柄

証券取引所が信用取引に関する規制措置をおこなっている銘柄。証券会社は投資家に対し、信用取引の勧誘を自粛しなければならない。

期近

期近とは、「期近限月」とも呼ばれ、限月取引において、一般に受渡期日までの期間が最も短い限月のことをいう。期近物ともいう。(⇔期先)

気迷い

気迷いとは、相場が上がるかまたは下がるか見当がつかず、売っていいのか買っていいのか判からないで売買をためらうこと。材料がないか、材料に対する相場の動きが予想できないような状態。

キャピタルゲイン課税

株式等の取引で生じた譲渡益に対して課税される税金のこと。 平成13年度の税制改正により、源泉分離課税は平成14年12月31日に廃止され、株式等の譲渡益課税は、申告分離課税に一本化されることになった。

議決権

株主の権利として、会社の経営方針などに対して決議する権利のこと。企業の利益や資産、経営権などに関する取り決めなどを決議する権利として、売買単位株主は1単元株につき、1票の議決権を有している。売買単位未満の株主に対しては、それらの権利は認められていない。

逆指値

逆指値注文とは、その時の価格より「高く買う」・「安く売る」価格指定注文であり、損切り・順張りに使用する。ストップともいう。

逆ザヤ

逆ザヤとは、先物取引では一般的に先物価格が現物から算出した理論値よりも安い状態であることをいう。

逆張り

逆張りとは、相場が上昇している時に売り、下降している時に買うこと。 (⇔順張り)

逆日歩

逆日歩とは、株の信用取引において、証券金融会社で株が不足した時に、空売りしている人から徴収する上乗せ分の株の品貸し料のこと。

決済せずに残っている取引を指す。建玉(たてぎょく)またはポジションともいう。

 
く行の言葉
崩れる

相場が崩れおちるように下がることをいう。

チャート分析手法の一目均衡表(いちもくきんこうひょう)の2本の先行スパンの間の価格帯のこと。

玄人筋

機関投資家や長期にわたり取引を経験してきた老練な投資家の事。

黒三兵

チャート分析に用いる「酒田五法(さかたごほう)」でいうローソク足の陰線が3本続いたパターン。暴落線。逆のパターンを「赤三兵(あかさんぺい)」、または「三兵行進(さんぺいこうしん)」と言う。

クロス取引

株式や先物市場では、現物と先物をあわせた取引を指すが、為替では一般にドルを介さない為替取引のことを指す。EURクロスと言えば、EURを中心にした取引(EUR/JPYやEUR/GBPなど)を意味し、円クロスといえば円を絡めた取引(EUR/JPYやGBP/JPY、またはCHF/JPYなど)を意味する。

グランビルの法則

米国のチャート分析家J・E・グランビルが考案。価格と移動平均線に着目し、乖離や方向性を見ることで先行きを予測する手法。

 
け行の言葉
ケイ線

株価や為替の動きをグラフ化したもの。チャートともいう。投資をする上で、相場の相対的値位置や転換点を知るための参考となる。

決済

建玉(ポジション)を買い戻しまたは売り戻しを行い、取引を終了すること。

気配

気配とは、指値注文がどのように入っているのか表す状況のこと。売り注文を出すといくらで売れそうか、買い注文を出すといくらで買えそうか売買の目安になる値段を示す。

気配値

気配値とは、証券取引市場で、売り方・買い方の希望する値段。

堅調

上昇基調にある状況(⇔軟調)。

権利落ち

ここでいう権利とは、株式分割・株式無償交付等を受けることができる権利をいう。割当日が過ぎて、この権利を取得できなくなった状態を権利落ちという。

権利行使

オプションの決済方法の一つ。オプションの買い方が権利行使することで、権利行使価格と原資産との差額を授受することができる。

権利行使価格

オプション取引の買い方が、権利行使した際に、取引できる価格。

権利行使の割当て

オプションの決済方法の一つ。オプションの買い方が権利行使した場合、売り方はこれに応じなければならない。これを権利行使の割り当てという。

権利放棄

オプションの決済方法の一つ。オプションの買い方は権利行使しても利益がでない場合は通常権利行使を行わず、これを権利放棄という。

限月

先物やオプションの最終決済月のこと。

限月間スプレッド取引

先物取引において、異なる限月間の価格差を利用した取引。一方の限月の売り建てと、他方の限月の買い建てを同時に行うこと。

減資

企業が株式の額面金額や発行済み株式数を減少させることなどで資本金を減らすこと。

源泉分離課税

有価証券投資で得た収入から、納税すべき税金が控除されることをいう。

現値

直近に約定した値段のこと。

減配

前期よりも配当の額が減少すること。

現引き(品受け)

顧客が信用取引で買い建てている場合において、買付代金相当額を証券会社に渡して融資を返済し、担保となっている買付株券を引き取ること。(⇔現渡し)

現物取引

決済日に株式(現株)と現金の受渡しが行われる取引のこと。

現渡し(品渡し)

顧客が信用取引で売り建てている場合において、売付株券と同種同量の株券を証券会社に引き渡して借株を返済し、担保となっている売付代金を受け取ることをいう。(⇔現引き)

 
こ行の言葉
小甘い

価格の水準が少し安い状態。小安い、小緩いともいう。

小動き

相場の値動きの幅が小さい状態。

好材料

価格を上昇させる要因のこと。強材料、買い材料ともいう。 (⇔悪材料)

公的資金

政府財政資金の総称。

公募

不特定多数の投資家に対し、新たに発行される有価証券の取得の申込を勧誘することを公募という。

コーポレートガバナンス

「企業統治」のこと。

コールオプション

ある特定の商品を、一定の期間内にあらかじめ決められた権利行使価格で買い付ける権利のこと。

小型株

東京証券取引所の市場第一部上場銘柄のうち、上場株式数6千万株未満を小型株と呼び、規模別の株価指数を算出。上場会社によって1単位の株数が異なるために、上場株式数×1000株/1単位の株式数を計算することで統一する。

子株

株式分割や増資・合併・株式交換により、新しく発行する株式のことをいう。

国債

国が発行する債券。利付国債と割引国債がある。

国債先物

国債先物は、「長期国債先物(10年)」・「超長期国債先物(20年)」・「中期国債先物(5年)」の3銘柄が東京証券取引所に上場されており、現在ではそのほとんどが「長期国債先物」の取引になっている。

小ぼんやり

相場が少し下落気味であること。

小緩む

価格が少し安くなること。(類)小安い、小甘い

コンバージョン

コンバージョンとは、別の通貨への両替取引のこと。ひまわりFXではコンバージョンによって外貨を調達して国内送金で自分の口座のある銀行に送金することが可能です。

ゴールデンクロス

移動平均線の短期線(例:13週線)と長期線(例:26週線)の動きに注目し、長期線が上昇局面または横ばいの状態にあるとき、短期線が長期線の下から上へ突き抜けることを、ゴールデンクロスと呼ぶ。ゴールデンクロスは一般的には買いサインといわれている。(⇔デッドクロス)

後場寄り

取引所において、午後12時30分より始まる後場の最初の値段のこと。

 
さ行の言葉
サーキットブレーカー

相場が大きく変動した際にこれを安定させるべく発動される措置。値幅制限や取引停止などがこれにあたる。

裁定売り

先物と現物の価格差をとらえた取引のことを裁定取引という。例)先物を買って現物を売る→裁定売り

裁定買い

先物と現物の価格差をとらえた取引のことを裁定取引という。例)先物を売って現物を買う→裁定買い

裁定取引

裁定取引とは、価格変動において、同一の性格を持つ2つの商品の間で、割安な方を買い、割高な方を売ることにより、理論上リスクを抑えて収益を狙う取引のこと。現物株市場とデリバティブ市場との間での取引や、同一銘柄の先物で異なる限月の売り買いを組み合わせる「限月間スプレッド」、異なる先物市場間(例えば、大証とSGX)での「市場間スプレッド」などがある。 アービトラージ取引ともいう。

再投資

発生した収益分配金を、再びその投資信託に投資すること。複利効果が期待できる。

差益

売買を行って得た利益のこと。

酒田五法

江戸時代、米相場で巨万の富を築いたと伝えられる本間宗久が考案したと言われるケイ線解釈法。

先高

価格が今後高くなりそうな状態。

先物取引

先物取引とは、ある商品を将来のある一定期日(限月)に取り決めた値段で取引することを約束する契約のこと。期日までの途中で転売、買戻しにより決済することも可能。

先安

価格が今後安くなりそうな状態。

差金決済

差金決済とは、現物のやり取りを行うことなく、買いから始めた場合には転売、売りから始めた場合には買い戻しという反対売買をして、価格の変動から生じた差額を授受する決済方法。

下げ渋る

下落傾向にある価格が、思ったほど下落しない状態。

指値注文

売買の注文を出すときに値段を指定する注文。目標の価格まで「下がったら買いたい」、あるいは「上がったら売りたい」場合に使用する注文方法。

差損

売買を行って発生した損失のこと。

サブプライムローン

サブプライムローンとは、プライム(最良)に対し補助的なという意味(サブ)のローン。一般的なローンではなく、過去に破産したことがあるなど信用力の低い人向けに貸し出すローンのことを指す。

様変わり

相場の雰囲気が一変し、それまでの価格の動きが急に変わること。

サヤ

売値と買値の差のこと。株式や債券を買ったときよりも高い値段で売ることを順ザヤ、買ったときよりも低い値段で売ることを逆ザヤという。

サヤ取り

裁定取引のこと。価格変動において、同一の性格を持つ2つの商品の間で、割安な方を買い、割高な方を売ることにより、理論上リスクを抑えて収益を狙う取引のこと。

三角保ち合い

価格が上昇と下落を繰り返しながら、次第に値幅が縮まっていくことで、チャートの形が三角形に似ることから言われる。

材料出尽くし

当面、価格を変動させる要因が出尽くしたと思われる状態。

材料

価格を変動させる要因。需要と供給の関係、自然や社会情勢、経済情勢、政治情勢等や出来高、取組高、チャートの形や指数(テクニカル要因)など内的なものまで全般を含む。

材料難

相場を動かす「材料」が乏しいため、売買が手控えられている状況のこと。

ザラ場方式

寄付きと引け以外の価格決定の方法。売り注文と買い注文の条件が合ったものから次々に約定させていく方式。(⇔板寄せ方式)

残玉

先物取引において買い玉と売り玉の数を合算したトータルの枚数のこと。

 
し行の言葉
CFD

CFDとは「Contract For Difference」の略称。株式銘柄若しくはその一定の構成銘柄の数値を元に派生した指数価格などの取引における差額決済の略称で、お客様が取引する相手方が”取引相手”となる店頭デリバティブ取引のこと。

CME

シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange)のこと。米国最大の先物取引所。主に、金利・株価指数・外国為替、及び農業品といった4つの分野において、先物及び先物オプション市場を提供している。日経225先物が上場しており、この価格動向に日本市場の寄付きが左右されることもある。

シーズンストック

季節の要因によって企業業績が大きな影響を受ける株式のこと。

CTA

CTAは商品投資顧問アドバイザー(commodity trade adviser)の略称。商品先物取引市場での運用やアドバイスをする人の事を指す。

仕掛け

新たに売買の注文を出すこと。

仕掛け難

手掛かりとなり得る材料が乏しいため、売買が手控えられている状況のこと。

シカゴ清算値

通常、CMEで上場している日経225先物のドル建てでの終値(settlement=清算値)のことを指す。

市況

市場の状況・雰囲気。

仕切る

建玉を反対売買で決済すること。買っているいる場合は売り(転売)。売っている場合には買い(買い戻し)。

下支え

価格が下落傾向にあっても何らかの材料があり、買いが入って価格の下落を止めるか鈍化させている状態。

下値支持線

その水準を維持し、支えられると思われるポイント。チャート上で2つ以上の底を結んだ線が意識される。サポートラインとも言う。

下放れ

レンジ相場などで下値支持線(サポートライン)を抜けて下落すること。⇔上放れ

確り

急激ではないが価格が上昇傾向にあること。

仕手株

大量の資金でもって短期間に利益を得ようする投資家を「仕手」または「仕手筋」といい、これらの投資家が売買の対象とする株のことを仕手株という。

品貸料

貸借取引で貸株超過銘柄の場合、証券金融会社は不足株数を機関投資家から調達する。その際の調達金額を品貸料と呼ぶ。

支払調書

株式等の譲渡益について証券会社は税務署へ支払調書を提出することが義務づけられている。この書類のことをいう。

上海総合指数

上海総合指数は、上海株式市場に上場されている全株式の株価を加重複合価格指数の数式で算出される。

証券仲介業

証券仲介業とは、証券会社の委託を受けてその証券会社のために、「有価証券の売買等の媒介」や「有価証券の募集もしくは売出しの取扱い、または私募の取り扱い」を業として行うもののこと。

証券保管振替機構

平成3年10月より保管振替制度が実施されているが、この制度において証券保管振替機構は、株券などの有価証券の保管、受渡しの合理化を図ることを目的として制定された機関である。

商号変更

商号とは会社の名前のことで、会社の名前を変更することを商号変更と呼ぶ。

証拠金

顧客が債務を履行しない場合の担保として預託する担保金のこと。外国為替証拠金取引、信用取引・先物取引やオプション取引を行う場合は、そのポジションに応じた証拠金を事前に差し入れる必要がある。

ショート

ある通貨の売りポジションを持つこと。または売り手のこと。(⇔ロング)

ショートカバー

保有する売りポジションを買い戻すこと。

ショートポジション

売り持ち(売建ち)の状態のこと。(⇔ロングポジション)

新株

株式を発行した後、最初の決算期までの期間の株式のこと。

新興市場

発展過程にある企業が取引される市場のこと。ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスなどを総称していう。

新高値

一定期間内につけたことのない高い値段のこと。上場来、年初来、昨年来などと使われる。

新安値

一定期間内につけたことのない安い値段のこと。上場来、年初来、昨年来などと使われる。

信用買い残・売り残

信用取引で買い建てまたは売り建ててまだ返済されていない買付株券の量を買残高、売付株券の量を売残高といい、これらを総称して信用取引残高という。東京証券取引所では次の通り信用取引残高の公表を行っている。 ●毎週金曜日時点における東大証、名証の市場別の合計残高及び三市場合計残高 ●毎週金曜日時点における銘柄別残高 ●日々公表銘柄

信用取引

信用取引は、顧客が委託保証金を証券会社に担保として預託し、買付代金または売付株券を当該証券会社から借りて売買を行い、所定の期限内(6ヶ月)に返済する取引。

信用取引残高

信用取引で買い建てまたは売り建ててまだ返済されていない買付株券の量を買残高、売付株券の量を売残高といい、これらを総称して信用取引残高といいます。東京証券取引所では次の通り信用取引残高の公表を行っています。 ●毎週金曜日時点における東証、大証、名証の市場別の合計残高及び三市場合計残高 ●毎週金曜日時点における銘柄別残高 ●日々公表銘柄

信用倍率

信用倍率とは、「信用買い残÷信用売り残」で計算される。信用倍率が高いほど、信用買いを解消する動き(=売り)が期待される。

地合い

相場の状況のこと。(例)地合いがよい、地合いが悪い

G7

先進7ヶ国財務省・中央銀行総裁会議のこと。参加国は日本・アメリカ・イギリス・カナダ・フランス・ドイツ・イタリア。

GTC

GTCとは、「Good Till Cancel」の略称。当該注文を取り消すまで有効にする有効期限。

GTDH

GTDHとは、「Good Till Day Hour」の略称。具体的に日時(月・日・時間)を指定する有効期限。

時価総額

個別の銘柄の時価総額は、その銘柄の株価に上場株式数を乗じたもので、市場全体の時価総額は、各銘柄の時価総額を合計して求められます。

時価評価額

保有している銘柄等の価格を現在の価格で換算したもの。

時間的価値

オプション価格のうち、本質的価値を除いたオプションの付加価値の部分をいいます。時間の経過とともに減少し、満期日においてはゼロになります。 Time Value(タイムバリュー)ともいいます。

時間優先の原則

時間優先の原則とは、同じ値段の注文については、時間の早い注文が優先されるという原則のことです。

自己売買

証券会社が自己の資金で有価証券などの売買を行うこと。

実質株主

保管振替制度を利用して、株主になった投資家のこと。

実質株主制度

株式購入後、保護預り制度と保管振替制度を利用すると、証券会社が実質株主になるための報告・通知を発行会社にすることで、株主になることができる制度。実質株主届出書を提出していただくことで、名義書換の手続きをしなくても株主になることができる。

実需筋

実需筋とは、主に輸出入企業のことを指す。

ジャスダック

JASDAQは、Japan Securities Dealers Association Quotation System の略称。日本証券業協会が開設している市場で、将来性のある企業の資金調達を目的として設立。東証一部などと比べて上場の基準が緩いことが特徴。

純資産

純資産とは、現金残高と未実現損益をあわせたもの。 (スワップ金利も含む)

順張り

価格が上昇傾向のときに買う、あるいは価格が下落傾向のときに売ること。トレンドフォローともいう。

上場廃止

上場している企業が、上場するのに不適当となった場合や、自ら廃止を希望するなどで、証券取引所で売買されなくなること。

上方修正

企業業績がそれまで予想されていた数値より、良い状況になってきたことを表す。また、経済指標などで従来に発表された指数が良い方向に修正された場合にも言う。

除数

日経平均の計算で「分母」となる数字のこと。株式分割や銘柄入れ替えなど市況変動以外の理由で株価合計が変化すると指数値につながりがなくなってしまうので、これを回避すべく指数の連続性を保つために分母である除数を適宜修正する。

ジリ安

ジリ安とは、相場が弱く、価格がじりじりと下がっている状態。

 
す行の言葉
スクエア

買いポジションも売りポジションもないこと。

スクリーニング

銘柄を選択する場合にある基準を用いて選出すること。

ストップ

ストップとは、ある水準よりも上になったら買いポジションをもつ、もしくは下になったら売りポジションを持つ注文方法。一定水準を越えたらさらに値上がりする、もしくはある水準を割り込んだらさらに値下がりすると考える場合に有効な方法である。逆指値とも言う。

ストップエントリー

ストップとは、ある水準よりも上になったら買いポジションをもつ、もしくは下になったら売りポジションを持つ注文方法。一定水準を越えたらさらに値上がりする、もしくはある水準を割れこんだらさらに値下がりすると考える場合に有効な方法である。逆指値とも言う。

ストップ高・ストップ安

取引所では、1日の値動きの幅を制限しており、その上限まで上がることをストップ高、その下限まで下がることをストップ安という。

ストップロス

損切り注文のことで、思惑と反対に動いた場合などに損失を限定するための注文方法のこと。

ストラドル

原資産の将来の価格レンジを予想して行う投資戦略の一つで、同じ限月、権利行使価格のコールとプットを組み合わせたものです。

ストラングル

原資産の将来の価格レンジを予想して行う投資戦略の一つで、同じ限月のコールとプットを異なる権利行使価格で組み合わせたものです。

スプレッド取引

「金利差」や「価格差」(=スプレッド)を利用して行う取引のこと。

スポット

スポットとは、外国為替市場において取引日を表す用語の一つで、取引日の翌々日に現物である資金の受け渡しをする取引の事を言う。

スリッページ

スリッページとは、注文約定時に注文価格と約定価格が乖離する事。主に流動性の低下や相場の急変時に発生することが多い。

スワップ

スワップとは、FXにおいて「取引通貨間の金利差」を意味する。FX取引は2国の通貨を交換(売買)するという行為となり、スワップとはその対象となった国の金利差分を指す。

 
せ行の言葉
政策金利

公定歩合を含めて、市中金利を意図的に誘導しようという狙いを持って設定される金利のこと。

制度信用銘柄

品貸料及び弁済期限が取引所規則により決定されている信用取引をいいます。平成10年12月1日から、弁済期間は6ヶ月以内となり、名称が制度信用取引に変更されました。制度信用取引が出来る証券の種類は、上場国内株券のうち、一定基準を満たした銘柄(制度信用銘柄)の株券です。

整理ポスト

上場会社が上場廃止基準に該当し上場廃止が決定した場合には、当該株券を整理ポストに割り当てる。整理ポストにおいては、原則として1ヶ月間売買を行わせた後に上場廃止することとしている。

セータ

オプションのリスク指標の一つで、時間変化に対するオプション価格の変化額を表す。 セータ(θ)=オプションの価格の変化額/残存日数の減少オプションの価値は時間とともに減少するが、セータの値が大きくなるほど、1日経過したときのオプション価格の減少が大きくなる。

セツルメント

セツルメントとは、清算値のことで日々ポジションを評価する上で基準となる帳入値段のこと。一般的に外国為替の場合はNYクローズ(NY時間17:00)のレートを元に決められている。

先行スパン

チャート分析に用いる「一目均衡表(いちもくきんこうひょう)」の構成要素の一つ。現在の価格の動きが将来、どのような影響を及ぼすのかを2本の線で示している。

セントレックス

名古屋証券取引所が開設する新興企業向けの市場。

前引け

前場(09:00~11:00)の最終売買値段のこと。

全面高・全面安

相場が各銘柄、もしくは各限月軒並みに足並みを揃えて高くなることを「全面高」といい、その反対に、各銘柄もしくは各限月が一斉に安くなることを「全面安」という。

 
そ行の言葉
総入れ

売り方の思惑がはずれて価格が上昇したため、全ての売り建玉を決済すること。(⇔総投げ)

総崩れ

市況が全面的に暴落すること。

総取組高

建玉の総数。取引所で行われている各商品の取引において、売買契約が成立して、決済がまだ行われていない状態の契約数量のこと。

総投げ

買い方の思惑がはずれて価格が下落したため、全ての買い建玉を決済すること。(⇔総入れ)

相場

マーケットにおいて売買された株式や債券などの取引の値段。

相場つき

その時々の相場の形勢や動き方。

下落時につけた最も低い価格。底値。⇔天井

底入れ

下落時に底をつけ終わったとみられる状態。

底堅い

下落傾向にある価格が予想よりも下がらない状態。ここから相場が反転すれば底入れとなる。

底固め

相場が安値圏にあるときに最安値を更新せず、安値付近で小幅な値動きを継続すること。その中でこれ以上安くならない価格を形成していくこと。

底なし

急激な価格の下落が継続し、下値の目途がたたないこと。売りが売りを呼ぶ展開のことをいう。

底値

相場が下落した後に付けた最も安い価格。

底練り

安値付近で相場が小動きとなりそれが継続して推移していること。類義語=底固め

底を打つ

相場がこれ以上ないくらい下落した後に反発し、上昇に転じたこと

損益通算

一定期間に行われた売買を個別に計算し、その利益と損失を合算し、最終的に利益であったか、損失であったのか数値を算出すること。

損切り

売り、または買いポジションが評価損となっている状態で決済すること。 (⇔利食い)

増資

企業が株式の額面金額や発行済み株式数を増加させることなどで資本金を増やすこと。

増配

前期よりも配当の額が増加すること。

続伸

価格が前日に続けて上昇すること。

続落

価格が前日に続けて下落すること。

 
た行の言葉
貸借取引制度

信用取引では、証券会社が顧客に資金や株券を貸すことにより売買の決済を行い、制度信用取引において、証券会社がそれらを調達出来ない場合、証券金融会社から融資や借株を受け、それにより決済を行う。このような証券会社と証券金融会社との間の取引を貸借取引と言う。

貸借倍率

制度信用取引において貸借取引の状況を示す指標。「融資残高÷貸株残高」で計算される。

貸借銘柄

貸借取引が行われている銘柄を貸借銘柄という。

大勢

相場に対して、市場参加者の多くが予想(見通し)している長期的な展望のこと。経済指標の事前予想に対して多くのアナリストが予想している数値などを指す場合にも使用する。

タイト

需要に対し供給が少ないこと。需給がひっ迫しているときに使用される。(=需給がタイト)

大量保有報告書

発行済み株式数の5%超を保有する株主(大量保有者)が、大量保有者になった日から5日以内に内閣総理大臣に提出しなければならない書類をいう。

高足取り

相場が上昇基調を示しはじめた様子。

高値

決められた期間の中で取引された最も高い値段。

高値掴み

決められた期間の中で最も高値をつけたあたりで買うこと。

高値引け

決められた期間の取引の中で一番高い値段で取引が終了すること。(例:本日の取引は高値引け)

立会時間

証券取引所で取引がおこなわれる時間。

建玉

未決済のポジションのこと。買いポジションのことを買い建玉(かいたてぎょく)、売りポジションを売り建玉(うりたてぎょく)と言う。

建てる

新たに売り建玉、または買い建玉を持つこと。

単元株制度

従来株式の売買は、額面50円の株式ならば1000株、額面500円の株式ならば100株といったように、一定の株数(単位株:額面総額が原則5万円)でなければ、売買することが出来ませんでした。そこで、政府は、少額の個人投資家でも容易に株式の取引ができるようにするため、従来の「単位株制度」を廃止し、新たに「単元株制度」を導入しました。単元株とは、市場で売買が可能な最低数量のことです。

単純平均

銘柄の株価の合計を全銘柄で割ったもの。指標としての連続性はない。

タンス株券

証券会社の保護預り制度を利用することなく、自宅や貸金庫などで保有している株券のこと。ただし、2009年1月からは上場企業の株券の発行を廃止し、売買や新株発行などについてはすべてコンピュータ上で処理されることになるため、それ以降は法律上無効となる。

担保掛け目

信用取引や先物取引などにおいて保証金(証拠金)を差し出す際に、現金の代わりに有価証券をもって代用した場合、代用有価証券の担保価値は低く評価される。評価される際の掛け目のことをいい、掛け目は有価証券の種類によって異なる。

第三者割当増資

特定の第三者に「新株引受権」を付与して新株を引き受けさせる増資を第三者割当増資という。

大納会

年末の最終売買日のこと。例年12月30日で当日が土曜日の場合には12月29日。立会時間は前場のみ。

大発会

新年最初の取引日のこと。例年1月4日で当日が日曜日の場合には1月5日、土曜日の場合には1月6日。立会時間は前場のみ。

代用有価証券

信用取引における委託保証金や、株価指数先物取引における委託証拠金は現金で差入れる以外に、証券会社によっては株券、公社債など取引所が定めた有価証券で代用することが可能で、それらを代用有価証券と呼ぶ。代用有価証券は、価格変動のリスクを伴うので、時価に一定率を掛けた価格で評価される。(代用掛目)

ダブルトップ

二重天井のこと。二つの天井に挟まれた安値水準(中間の谷)を下回った時に完成し、売りのサインと言われる。

ダブルボトム

二点底のこと。二つのボトムに挟まれた戻り高値(中間の谷)の水準を上抜ければ、底入れ後の反騰場面と考えられ、買いのサインと言われる。

だまし

テクニカル分析で売りサインや買いサインが出ているにも関わらず、相場が売り買いのサインと反対の動きをすること。

ダレる

相場の値動きが乏しい中、値段が軟調(やや下落)になること。

 
ち行の言葉
チャート

罫線。価格変動をグラフ化したもの。

ちゃぶつく

売ったら上昇、買ったら下落するなど相場が思惑と逆を行ってしまい損が出ること。「こする」、「のこぎり」ともいう。

注意銘柄

証券取引所が指定した銘柄で、証券会社は投資家に対し信用取引の勧誘を自粛しなければならない。

中型株

東京証券取引所の第一部上場銘柄のうち、上場株式数6千万株以上2億株未満を中型株と分類して、株価指数を算出しています。上場会社によって1単位の株数が異なるために、上場株式数×1000株/1単位の株式数を計算することで統一します。

中間相場

安い相場が続いている場合に、何かの事情で一時的に活況となったときの相場のこと。

中間もどり

下落過程の途中で一時的に値を戻すこと。

中勢

相場見通しを示す期間のこと。大勢と目先の中間の期間として認識される。1カ月程度のことを示す時に使われる。

中段もちあい

トレンドを形成していく途中で、一時的にレンジ内で小動きを続けること。

調整

短期的にそれまでの相場の動きとは逆方向に動くこと。

提灯

仕手など大口の投資家の動きに同調して建てられる玉。付和雷同的な建玉手法。

 
つ行の言葉
追撃売り

売り建玉で利益がのったとき、追加で売り建玉をすること。

月足

一ヶ月間を一つの単位とした罫線。

突っ込み売り

相場が下落している状況で、売りを入れること。

突っ込み買い

相場が下落している状況で、買いを入れること。

突っ込み警戒

安値圏などで値段が下落するときに反発が警戒されること。

つなぎ売り

値下がりが予想された場合などに、現物株式を売却せずに信用取引で空売りすること。

繋ぎ(保険繋ぎ)

ヘッジ、掛け繋ぎ。現物を買うと同時に先物を売るなど損失を回避するためにおこなう売買のこと。建玉をした商品の決済期限が近づいたため、一度決済してより期限の長いの商品へ乗り換えることを「つなぎ商い」と言う。

強気

上昇を望むこと。価格が上昇すること。または上昇しそうな雰囲気のこと。 (⇔弱気)

強気筋

上昇を望んで買い手となる投機家のこと。

強含み

価格上昇がみられる状態。価格が上昇しそうな気配のする状態。または上昇しそうな価格(相場)のこと。 (⇔弱含み)

強もちあい

上昇トレンドを形成している相場が、高値でもちあっていること。 (⇔弱もちあい)

面合わせ

安値を付けた相場が一度上昇し、再度下がって前と同じ安値の値段になること。高値を付けた相場が一度下落した後上昇し前と同じ高値の値段になること。「顔合わせ」とも言う。

釣り上げ

価格を上昇させようとして大量に買うこと。

つるべ落とし

相場がとめどなく下落していく状態のこと。概して急落をたどる場合のこと。

つれ高

上昇した他市場・銘柄の動きに連動して価格が上がること。

つれ安

下落した他市場・銘柄の動きに連動して価格が下がること。

 
て行の言葉
低位株

株価が市場全体の水準の値段に比べて低いところにある株式。

抵抗線

上値抵抗線、レジスタンスともいう。売り圧力が高まり、上昇の勢いが止まる可能性が意識される水準。

ティック

ティックとは、価格の動きのこと。一回約定するごとに示される値動きの様子。

手掛かり難

売買するだけの「材料」がないため、売買が手控えられている状況のこと。相場の基調がさほど変わらないときに使われる。

敵対的買収

買収者が、買収対象会社の同意を得ないで買収を仕掛けること。

手口

ある銘柄の取引の売り手、買い手及びその数量をいう。

テクニカル分析

チャートを分析することによって価格変化のパターンや変動率などを収集・分析し、将来の予測を立てる分析方法。(⇔ファンダメンタルズ分析)

手仕舞い

取引において反対売買を行うこと。

手詰まり

相場が沈滞していて、売買するだけの材料がないため、売買が手控えられている状況のこと。相場の基調がさほど変わらないときに使われる。

手控え

相場の基調がさほど変わらないときに使われる。相場が沈滞していて、売買するだけの材料がないため、売買が手控えられている状況をさす。

天井

相場がそれ以上高くならないところ、またはその状態。 (⇔底)

転売

転売とは、買建玉を決済するために売り付けること。(⇔買戻し)

出合い

売買取引が成立すること。

デイオーダー

デイオーダーとは、同日内を有効期限とする注文方法。

デイトレード

デイトレードとは、1日の間に買いや売りを行い、翌日までポジションを持ち越さない取引手法のこと。

ディフェンシブストック

景気後退期でも利益水準がさほど変化しない銘柄群のこと。

出来高

取引所で各商品の取引が成立した数量のこと。売り100枚、買い100枚の場合、売買高は200枚となるが、出来高は100枚となる。

デッドクロス

移動平均線の短期線と長期線の動きに注目し、長期線が下降局面または横ばいの状態にあるとき、短期線が長期線の上から下へ突き抜けることをデッドクロスと呼ぶ。一般的には売り場といわれている。(⇔ゴールデンクロス)

デリバティブ

金融派生商品といわれ、株や債券などの原資産・基礎商品から派生した商品のことです。株価指数先物取引・オプション取引などがそれに該当します。

デリバリー

デリバリーとは、取引の決済にあたり、差金決済をせず実際にドルやユーロなどを現金化する受け取り決済。ひまわりFXでは一回あたりのデリバリー手数料は一律5000円となっている。

デルタ

オプションのリスク指標の一つで、原資産の価格変化に対するオプション価格の変化額を表します。 デルタ(Δ)=オプションの価格の変化額/原資産価格の変化額。デルタは0から1の間の値となり、1に近づくほど、オプション価格は原資産の価格変動の影響を大きく受けることとなります。

 
と行の言葉
2ウェイプライス

2ウェイプライスとは、売値と買値の両方を同時に提示すること。「1ドル=100.20-22」と表示されていたとすると、これは「100.20から100.22のあいだでレートが動いている」という意味ではなく、「ドルを売るときには100.20円、ドルを買うときには100.22円で取引がされる」ということを意味している。

投機

相場の値動きを利用した利殖目的の取引。

投機筋

相場の値動きを利用した利殖目的の取引をおこなう投資家のこと。

投資顧問業

投資家に対して、銘柄・数量・価格・売買の時期など投資判断についてアドバイスをする業務。

騰落レシオ

値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割算し、パーセント表示したもの。100%が中立の状態。一般に100%を超えると値上がり銘柄が多く強気相場、120%前後になると過熱気味、逆に、70%前後は底値ゾーンと言われている。

登録株

単元未満株の所有形態の一つ。名義書換手続きを経て株主になった場合、所有している株式において株式分割等が行われ、単元株式数に満たない単元未満株を所有することになると、株主に対して株券が発行されるのではなく、相当株数が名義書換代理人に株主登録され、株主名簿で管理される。

咎め

市場の動きに対して行き過ぎとして反動が出ること。

特定口座

買付けなどにより取得した上場株式等を売却した場合の所得金額の計算について、他の株式の売却による所得金額と区別して計算することができる口座。その口座にかかる上場株式等の売却による所得については、個人の選択により、その売却益を源泉所得税として証券会社が徴収することで、譲渡益による確定申告を不要とする制度。

特別売り気配

大量の売り注文に対して買い注文がない状況などにおいて更新値幅内に呼び値のない場合、取引所は気配表示を出し、特別に呼び値の周知を図る。このことを特別売り気配という。

特別買い気配

大量の買い注文に対して売り注文がない状況などにおいて更新値幅内に呼び値のない場合、取引所は気配表示を出し、特別に呼び値の周知を図る。このことを特別買い気配という。

特別清算指数

株価指数先物取引や株価指数オプション取引の最終決済を行うための価格のこと。満期日前に反対売買による決済を行わない時の清算価格として使用される。 SQ(Special Quotation)ともいう。

取組

売り方と買い方の未決済の建玉の総数のこと。取組高。市場に今ある売りと買いのペア。

取引価格

取引価格とは、売り手と買い手の間で売買が成立した価格のこと。 成立価格とも言う。

取引単位

取引における最小売買単位

取引報告書

取引報告書とは、その日に取引されたことを示す報告書のこと。

トレンド

相場の方向を示す言葉。上昇トレンド、下降トレンド、横ばいトレンドがある。

トレンドフォロー

相場の方向が出ているときに、その流れ沿った取引を行うこと。

動意

値動きが小さかった相場が動き出す気配を示した時の状態、または動こうとする状態・気配のこと。動意薄。動意づく。

独歩高

一銘柄が突出して高い様子。

独歩安

一銘柄が突出して安い様子。

途転

従来の売り・買いの態度を転換し、売り方ならば売り玉を手仕舞って反対に買い玉を建て(途転買い)、買い方ならば買い玉を手仕舞って売り玉を建てる(途転売り)こと。

ドルペッグ制

ドルペッグ制とは、自国の貨幣相場をUSドルと連動させるもの。他国の通貨を自国の通貨の価値と連動させるペッグ制を採る多くの国がドルと連動させるためこの語が生まれた。デメリットとしては、アメリカの金利政策の影響を受けるということである。

ドレッシング買い

決算において株式の評価額を上げる目的で買いを入れることを指す。

 
な行の言葉
内部者取引(インサイダー取引)

会社の内部情報に接する立場にある、その特別な立場を利用して会社の重要な内部情報を知り、情報が公表される前にこの会社の株を売買することを言う。このような取引が行われると、一般の投資家との不公平が生じ、証券市場の公平性、健全性が損なわれるおそれがあるため、証券取引法において厳しく規制されている。

投げ

買いが成立した後に価格が下落したため買い方が損を覚悟のうえで、買い建玉を決済するために売り注文を出すこと。 (⇔踏み)

成行

値段を指定せずに売買するときに使う注文方法。

軟調

価格があまり上がらず、下落基調である状態。(⇔堅調)

難平

困難を平均するという意から転じて、相場の上下に応じて売買の値段を平均する売買方法。買っていて相場が下落したら更に買って平均の買値を下げ、売って相場が上昇したら売り増しし、平均の売値を上げる。「下手なナンピン、スカンピン」という格言も。

難平売り上がり

売りの難平をすること。

難平買い下がり

買いの難平をすること。

 
に行の言葉
日経225mini

2006年に取引が開始された株価指数。日経225先物取引の10分の1の証拠金で取引できるところなどが特長。

日銀短観

日銀短期企業経済観測調査のことで、3月・6月・9月・12月に発表する経済動向。

日中足

ローソク足のうち、その日の1日の動きを対象とするものを日中足という。

二点底

下げ相場の安値圏で形成される典型的なチャートパターン。アルファベットのW(ダブリュー)の形にており、ダブルボトムとも呼ばれる。

二番底

下げ相場の中でつけた安値のうち、二番目に安い水準でつけた値のこと。 (⇔二番天井)

日本証券協会

下げ相場の中でつけた安値のうち、二番目に安い水準でつけた値のこと。 (⇔二番天井)

NYダウ

ダウ・ジョーンズ社が色々な業種の代表的な30銘柄を指数化したもの。NYダウ工業株30種平均ともいう。

人気

市場の活況を表す言葉。マーケットは人気を背景に動くこともあり、基本は需給バランスにより上げ下げしていても、人気が高まれば予想以上の高値や安値をつけることもあり、おろそかには出来ない相場要因の一つ。売買をしようとする意志。

 
ぬ行の言葉
抜く

相場が上昇し目標とされる一定以上の値段を超えること。

抜け幅

売買の際には手数料がかかるが、これを上回る利益を上げるために必要な値動きの幅のこと。「手抜け」とも言う。顧客が支払う新規・仕切往復分の委託手数料を約定値段の対象となる呼値に引き直して算出した値動き幅のこと。例:買い値(売り値)から何円上がれば(下がれば)手数料が抜けられるかということ。

 
ね行の言葉
値洗い

値洗いとは、先物取引の建玉について日々評価替えを行うこと。値洗いを行うことにより、相場の変動に際しても決済の履行を確実にすることができます。

値がさ株

株価の高い銘柄のこと。

値頃

売買に適当と思われる価格。(値頃感)

ネット入金

ネット入金サービスとは、FX指定のネットバンクを介し、入金後即座に取引画面に入金額を反映し資金を利用できるサービスのこと。

根強い

相場を圧迫するような悪材料が出てくるようなことがあっても、案外下げず、逆に反発して相場を押し上げそうな力を持っていること。

値幅制限

取引所は行き過ぎた暴騰・暴落が起こることを防ぐために、1日の値動きを制限している。この措置を値幅制限といい、値段の動ける範囲を制限値幅と言う。

年初来高値

その年で最も高い値段のこと。

年初来安値

その年で最も安い値段のこと。

 
の行の言葉
乗せ玉

利が乗った場合に建玉を増やすこと。

伸び悩む

相場が上昇後、その勢いが減少すること。

 
は行の言葉
配当

企業は上げた利益の一部を株主に分配する。その分配された利益のことを配当という。

配当落ち・権利落ち

上場株式の配当や分割の権利は株主の権利確定日に所有していることが条件となりますので、権利確定日の翌日にはその権利は消滅します。これを、配当の場合には、配当落ち、分割その他の権利の場合には権利落ちといい、その内容に応じて株価は表面上下がります。取引所では決済日の関係で、株主権利確定日の3日前から配当落ち、権利落ちとして売買を行うことにしています。

配当性向

配当性向とは、会社が税引き後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標であり、以下の式で求められます。年間配当/当期純利益×100

端株

分割などによって発生する単位未満株を端株といいます。端株の所有者には株主総会の議決権などの、いわゆる共益権は認められておりません。

放れる

もみ合っていた相場が、一転して上昇もしくは下落すること。

波乱含み

今、平穏に動いていても、将来的に激しく上下する可能性を秘めていること。

反省押し

むやみに高くなった相場が、反省的に下がること、「反省安」ともいう。

反対売買

現在保有している建玉(ポジション)を、転売または買戻しで決済すること。

反騰

下落相場が上昇に転じること。

半値押し

上昇した分の半分を下げること。

半値戻し

下落した分の半分を上げること。

反落

上昇していた相場が下落に転じること。

売買監理銘柄

取引所では、売買状況に異常が認められる場合は、公正な価格形成と円滑な流通を確保するために、その銘柄を売買監理銘柄に指定し、特別の規制措置等を行います。この規制措置には、日々信用取引残高を公表することや会員等から毎週売買内容等の報告を求めることなどが含まれます。

売買規制措置

取引所は、有価証券の売買取引等の状況に異常があると認める場合または、その恐れがあると認める場合には、必要な措置を行うことができると定款で定められています。

売買仕法

取引所の立会方法。

売買代金

売買単価に、売買高をかけて算出されたもの。

売買高

市場で成立した売りと買いの数を合計したもの 出来高の2倍。売り10枚、買い10枚の時売買高は20枚となる。(注)売り10枚、買い10枚の時出来高は10枚となる。

売買単位

売買するために決められた最低取引単位のこと。

売買報告書

売買成立後、お客様に対して通知する売買の詳細が記載された書類のこと。

バスケット取引

多数の銘柄をまとめてバスケット(=かご)に入った1つの商品とみなして売買する取引。

パッシブ運用

パッシブ運用とは、運用の評価基準であるベンチマーク(日経平均株価指数、TOPIXなど)に連動したパフォーマンスを目指す運用。

パフォーマンス

パフォーマンスとは、投資成果のことで一定の期間にどれだけの収益が上げられたかで示され、年率で示されることが多い。少ないリスクで高い資産増加率を示せば高いパフォーマンス、大きなリスクを取っているのに低い資産増加率にとどまれば低いパフォーマンスとみなされる。

 
ひ行の言葉
日足

一日を一つの単位とした罫線。

日柄整理

価格が大きく動き、買いたい人は買い、売りたい人は売ってしまった状態から、新たな展開となるには、ある程度の日数をかけて買い方、売り方ともに決済が進むことが必要となる。その決済が進む過程のこと。

引ける

立会が終了すること。

ヒストリカル・ボラティリティ

主にオプションで、過去一定期間の変動率のこと。

一口注文

株式等の注文にかかる手数料は、通常1注文ごとに計算されるが、同じ銘柄についての売付けまたは買付けを複数回行った場合で、1、銘柄が同一銘柄 2、売付注文同士又は買付注文同士 3、取引種類が同一 4、約定成立が同一日 5、同一の発注方法で、受注日・受注時刻が異なる注文条件を全て満たすのであれば、委託手数料が、1つの注文として計算される。このことを一口注文という。

日計り商い

建玉した日に決済すること。デイトレード。

日々公表銘柄

取引所は、過度な信用取引の利用を未然に防止するために、一定のガイドラインを設け、当該基準に該当すると判断した銘柄については、毎日、信用取引残の公表を行っています。これらのような銘柄を日々公表銘柄といいます。(規制銘柄とは異なります)日々公表銘柄以外の通常の銘柄の信用残の公表は週1回です。

日歩

一般的に信用取引の買い方が負担する金利。

評価損益

保有している建て玉を時価で評価した損益のこと。

比例配分

通常、売り注文と買い注文の数量が同じになったところで価格は決定されるが、売買のバランスが極端に一方に片寄ってストップ高もしくはストップ安の水準まで動いた場合、その価格での売り数量と買い数量の比率に応じて価格を付ける方法が比例配分である。比例配分により割当てを受けた証券会社は、価格優先ないし時間優先の原則等による社内ルールに基づいて実際の投資家への割当てを行う。

BOE

イギリス中央銀行のこと。金融政策の実施、紙幣発行などを行なう。
(英語名:Bank of England)

ビッド(BID)

ビッドとは、プライスを提示する側の買い値のこと。提示された側はそのプライスで売ることとなる。(⇔アスク)

 
ふ行の言葉
ファンダメンタルズ分析

価格形成を左右する要因の中で、本質的・根本的な要素となるもの。一般的なものでは、需要と供給の関係を直接左右する物事で「基礎的諸要因」とも言い指標統計発表等がそれにあたる。

フォワード

フォワードとは、将来のある時点であらかじめ決められた価格で資産の売買を行う契約のことで、「延べ取引」「先渡取引」とも言う。Spotで通貨売買を行い、将来時点でその反対売買を行う契約を、同時に約定する取引。対顧外為取引のヘッジ手段だが、資金繰りの代替取引としても使われる。

不出来

売買注文を出したが、その注文が成立しないこと。

浮動株

特定株主が保有している株式以外の市場で流通している株式のこと。

不成注文

取引時間終了時までは指値注文として有効となり、ザラ場で成立しなかった場合には前引けまたは大引けの時点において、自動的に引成行注文に変更して執行する注文のこと。ただし「ザラ場引け」となった場合は引成行注文は成立しない。

ブラック・ショールズ・モデル

フィッシャー・ブラックとマイロン・ショールが考案したオプションの理論価格を求める数式のこと。

ブル

強気、強気筋のこと。ブル相場=強気の上昇相場。雄牛の角が上に向かっていることからこの名称がついた。⇔ベア

ブローカー会社

ブローカー会社とは、外国為替の取引業者のこと。金融機関同士の取引を仲介する会社、もしくはその会社の従業員のことも指す。

プットオプション

ある特定の商品を、一定の期間内にあらかじめ決められた権利行使価格で売り付ける権利のこと。

プライムブローカレッジ

プライムブローカレッジとは、外国為替取引において、ひとつの金融機関(資金管理銀行)の信用供与により、他の複数の金融機関と取引できる仕組み。業務負担を増大させることなく、また原則として個別契約を締結する必要もなく、複数の取引相手(カウンターパーティ)を機動的に選択できる利点がある。

プレミアム

プレミアムとは、オプションの価格のこと。本質的価値と時間的価値の2つの価値をあわせたもの。本質的価値とは、オプションの買い方が権利行使する際に得られる利益に相当する。一方、時間的価値はオプションの満期日までの間の原資産の価格の変動に対する期待値に相当する。

プロテクト・プット

プットを買うことにより保有している原資産の価格下落リスクを回避する場合などに用いられる投資戦略の一つ。

 
へ行の言葉
ヘッジ取引

価格変動リスクを避けるため、先物取引において現物と反対のポジションをとる取引をヘッジ取引といいます。ヘッジ取引には、現物を保有している場合に先物の売付けを行う売りヘッジ、将来現物を保有する予定のある場合に先物を買う買いヘッジの2種類があります。

ヘッドアンドショルダー

チャートの形状の1種。3つの天井を作る形態で、中央のヘッド(頭)と呼ばれるものが両脇のショルダー(肩)よりも高いもの。

ベガ

オプションのリスク指標の一つで、原資産のボラティリティーの変化に対するオプション価格の変化額を表します。ベガ(ν)=オプション価格の変化額/ボラティリティの変化幅。 ベガは、権利行使価格、満期日が同じであれば、プット・コールとも同一の値となり、アット・ザ・マネーで最大となります。

ベンチマーク

目標基準、または対抗指標。運用実績を測定し評価するための基準をベンチマークと呼ぶ。

 
ほ行の言葉
保管振替制度

証券会社などの参加者が預託した株券等を保管し、預託株券等の授受を口座振替により行う制度です。

ほぐれる

売買取組が転売、買戻しによって減少していくこと。

保護預り制度

株式を購入したあと保護預り制度を利用して証券会社へ株式を預けると、安全に保管され株主の権利を得るために必要な連絡事項を入手することができる。

香港ハンセン指数

香港株式市場に上場されている45銘柄の時価総額を加重平均した指数。HSI(ハンセン指数サービス)社により算出されている。

棒上げ

一本調子に上げること。

棒下げ

一本調子に下げること。

防戦売り

買い煽りに対して売り向かうこと。相場の上昇を食い止める目的で売ること。

防戦買い

買占めを阻止するため、あるいは仕手戦での売り崩しなどに、対抗上買い向かうこと。相場の下落を食い止める目的で買うこと。

暴騰

相場の急な上昇を示すもっとも強い言葉。

暴落

相場の急な下落を示すもっとも強い言葉。

ボックス圏相場

一定の価格帯で上下している相場状況のこと。

ボリューム

出来高、売買高のこと。

ボリンジャーバンド

テクニカル分析指標のひとつ。移動平均線に対して一定の乖離を持つ伴線上下に引いて、バンドを表示したテクニカル分析指標。その動きにより相場分析をする。
シグマとは、標準偏差とのこと。移動平均線の対象期間の標準偏差(シグマ)を算出し、一定倍率の乖離を持たせたものがボリンジャーバンドと言われる。

ポジション

売買が成立しているもののうち、デリバリーや差金決済がされていないもの。建玉。

 
ま行の言葉
mark to market

mark to marketとは、現在のマーケットでの価格で純資産を評価すること。時価評価ともいう。

マーケット

金融商品が売買される市場のこと。

マーケットメイク

ジャスダック証券取引所が運営するマーケット・メイク方式の売買システムのこと。売買注文とマーケットメイカーの気配を一箇所に集め、売り注文と最良買い気配、買い注文と最良売り気配をそれぞれ付け合せて売買を成立させる方式。ただし、2008年3月、マーケットメイク制度を廃止し、リクイディティ・プロバイダー制度を導入。これにより、マーケットメイク銘柄はすべて廃止され、上場されている全銘柄がオークション銘柄となった。

マージンカット

マージンFXにおいて、保有ポジションの評価損失が膨らみ、純資産が一定水準を下回った際に、損失拡大を防ぐために強制的にポジションを自動決済する措置のこと。

マージンコール

マージンコールとは、CFD取引において、純資産が必要証拠金を下回っている状態のこと。

マイン

mineとは、通貨を「買う」という意味。欧州系では「I take(もらった)」なども使われている。

マザーズ

マザーズとはMarket of the high-growth and emerging stocks の略称(Mothers)。高い成長の可能性を秘めた企業に資金調達の機会を与えるとともに、投資家に新たな投資物件を提供することを目的に、1999年11月に東証において創設された市場。

チャートで前日の値段から離れた値段で寄り付き、引けて、前日の価格との間に空白を作った場合、その部分を窓と呼ぶ。GAP(ギャップ)とも呼ばれる。

 
み行の言葉

現在登録されている用語がありません。

 
む行の言葉

現在登録されている用語がありません。

 
め行の言葉
名目GDP

GDPは、名目GDPと実質GDPで構成される。名目GDPは、その年の経済活動の水準を算出したものである。物価変動の影響を除いた実質GDPのほうが経済の実状を知る上で重視されている。

 
も行の言葉
保ち合い

価格が小さなレンジで上下している状態こと。「保合いは放れにつけ」の格言もあり、この格言の意味は保合い相場からどちらかに動いたほうについていけという意味。

戻り(戻し)

価格が下落している相場において一時期に価格が上昇する状態のこと。

戻り売り

下げ相場のとき、一時的に高くなったのを見計らって売ること。

もみあい

保合いよりもう少し大きな一定のレンジで価格が上下している状態。

模様眺め

相場の動きがはっきりしないために、売買が手控えられている状況。

 
や行の言葉
約定

市場で成立した売買のこと、約定値段(やくじょうねだん)はその価格を意味する。

約定値段

売買の結果、成立した価格のこと。

約定日

注文が執行されて売買が成立した日。

 
ゆ行の言葉
yours

yoursとは、通貨を「売る」という意味。欧州系では「I give(あげる)」なども使われている。

優先株

優先株とは、利益配当や残余財産の分配について、普通株式より優先的な取り扱いを受ける株式のこと。

EUR

EURとは、1999年1月1日に発足した欧州統一通貨。16ヶ国が参加している。(2009年1月1日現在)

 
よ行の言葉
陽線

チャートの表記で始値より終値が高い場合のローソク足のこと。通常は白または赤で塗りつぶされている。

ヨーロピアンタイプ

権利行使が満期日のみに限定されているオプションをヨーロピアンタイプといいます。代表的なものとして日経225オプション取引があります。

横ばい

価格の動きが上や下といった方向ではなく、横に向かって動く状態。

寄り付き

寄付きとは売買立会いが開始され、最初の売買のこと。そのときについた値段を寄付き(または寄付き値)という。

寄り前

マーケット(=立会時間)が始まる前のことを指す。

弱含み

マーケットが全般的に弱気に傾斜している状態のこと。

4本値

市場において1日、1週間、1ヶ月などの一定の期間での取引のうち、始値、高値、安値、終値の4つの値段のこと。

 
ら行の言葉
LIFFE

ロンドン国際金融先物取引所のこと。日本の国債先物などが上場されている。

LIBOR

ロンドンの主要銀行間における貸出取引金利のこと。国際金融取引の基準となる金利で、ユーロダラーの資金事情に応じて変動する。国際的な取引では、金利はLIBORに何%上乗せするかで決められることが多い。プラス幅は借り手の信用度による。金融市場の指標としての重要性も増している。

ラッセル野村日本株インデックス

日本の株式市場を投資スタイル別に分類したベンチマーク指数。米国のフランクラッセルカンパニーと野村證券金融経済研究所が共同開発したもの。

 
り行の言葉
利食い

利が乗った買い建て玉を転売(または売り玉を買戻し)し、利益を確定させるために決済を行うこと。

リスク

相場変動(価格変動)によって損失が生じる危険のこと。

リスク許容度

許容できるリスクの度合いのこと。

リミット

リミットとは、指値注文のこと。今の水準より安い水準で買う、もしくは今の水準より高い水準で売る注文方法。(⇔ストップ)

流動性

マーケットでの取引量のこと。取引件数、取引高がともに高いことを流動性が高いという。一般的に流動性が高いと大口の取引をスムーズに行うことができるとみなされます。

流動性リスク

売買が極端に少ない銘柄を売買しようと思ったとき、希望した価格で取引できない可能性のあるリスク。

両建て

両建とは、同一の商品の売りポジションと買いポジションを同時に持つこと。

理論ベーシス

現物価格と先物価格の理論上の価格差のことをいいます。理論ベーシス=(金利-配当)×残存日数/365

 
る行の言葉

現在登録の用語はありません。

 
れ行の言葉
レバレッジ

てこの原理のこと。「小さな力で大きなものを動かす」=「少額資金で大きな資金の取引をする」
(英語名:Reverage)

レンジ相場

ある一定の範囲で値段が推移する相場のこと。ボックス圏相場ともいう。

連邦公開市場委員会(FOMC)

アメリカの中央銀行にあたるFRBが年8回開催する会合。7名のFRB理事とNY連銀総裁、各地区の連邦準備銀行総裁などで構成され、政策金利の変更があれば大きな材料となるほか、景気についての見通しなど、議論の内容にも注目が集まる。
(英語名 :Federal Reserve Open Market Committee)

 
ろ行の言葉
ローソク足

キャンドルチャートとも言う。ローソク足という名前は、ある期間の「始値」「高値」「安値」「終値」の4つの値段をもとにローソクそっくりの形で表すことからきている。

ロールオーバー

ロール・オーバーとは、一日ごとに決済日を順延し、ポジションを維持・継続できる方式のこと。通常は最初の売買から2営業日後に決済する必要があるが、決済日前日に同じ売買注文を行なうことによって、決済日を一日延ばすことができる。

ロスカット

損失を確定させる決済取引のこと。

ロスカットルール

投資を行うディーラーなどに課される損切りルール。 保有ポジションの損失が一定損失限度を超えた場合、自動駅に保有ポジションの損切を行い、過大な損失が発生しないようにコントロールする。

ロング

買い(買い建て)のことを指す。(⇔ショート)
(英語名:Long)

ロングポジション

買建玉を持っている状態のこと。

ロンドンフィキシング

日本でいう「仲値」決めのロンドン版。中値とは、各銀行が発表する対顧客向け基準レートのこと。その決定に絡み、大口の顧客取引が出やすく、東京市場の仲値と同様、ロンドンフィキシングの前後は市場が動きやすくなる傾向がある。
(英語名:London Fixing)

 
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