WTI原油がマイナス40ドルというニュースが駆け巡った。
需給のバランスをみれば、原油価格が下がり続けることは予想されていたが、想像以上の下げ幅に。
というのもマイナス価格ということは売り手がお金を払ってでも売りたいということで、事態が深刻化していることを表している。
各ニュース等でも触れられているが、コロナショックで需要が減り、そのため貯蔵施設が満杯状態となっており、あらたな貯蔵施設を建設するとなると、これも時間と場所が必要で、結局需要回復しか方法がない。
しかし、コロナショックが続いていることを考えると、需要回復は見込めず、在庫だけがだぶつくこととなる。
場合によっては今後数か月の間にはマイナス価格が何度も起こりうるかもしれない。