地政学リスクに注意

金融に関するお悩みを解決します!ご相談・お問合せはこちらから

カテゴリー

アーカイブ

カレンダー

12月 2024
« 11月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

RSS

会社情報

フィナンシャルヴィレッジの外観イメージ

  • 〒812-0011
    福岡県福岡市博多区博多駅前4丁目
    13番27号グランドハイツ博多610
    TEL:092-292-6422
    FAX:092-292-7774
  • more

地政学リスクに注意

2014年8月18日

Filed under: ブログ,時事ネタ や経済について — fvillage @ 2:32 PM

先週前半は、ウクライナ情勢でプーチン露大統領が「ウクライナ軍と親ロシア派武装集団の戦闘停止に全力を尽くす」と述べたことで、紛争の早期終結への期待が高まり、リスクオンの展開となったものの、週末にかけて、ウクライナ軍がロシア武装車両の一部を破壊したとの報道から、一気にリスクオフの展開へと移行。弱い米8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、コチャラコタ米ミネアポリス地区連銀総裁のハト派発言「FOMCが二大目標を達成するには時間がかかる」なども後押しし、週前半のドル円の堅調さも影をひそめる結果となった。

今週は、ウクライナ情勢や中東情勢に警戒しつつ、ジャクソンホール・シンポジウムでのイエレンFRB議長の講演に注目する展開となる。

21-23日にワイオミング州ジャクソンホールで開催される金融・経済シンポジウムでイエレンFRB議長が労働市場について講演を行うが、イエレンFRB議長は、「イエレン・ダッシュボード」で注視している9つの雇用関連指標がリセッション(景気後退)前の水準を回復するまで、利上げに踏み切らない、と明言している。

労働参加率、不完全雇用率、長期失業者の割合、などが依然としてリセッション前の水準を回復していないことで、イエレンFRB議長は、これまで通りに、労働市場の脆弱さに言及し、利上げ時期に関する明言はないと予想されている。サプライズがあるとすればポジティブな方向であろう。

ウクライナ、中東情勢の変化には引き続き細心の注意を配っておきたい。

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment