2日間行われた日銀金融政策決定会合が終わったが、追加緩和はなく予想通り据え置きとなった。
12月に米国の利上げが予想される中どのような判断をするか注目されていたが、今回も日銀は動くことはなかった。
黒田日銀総裁は会見で緩やかな回復基調にあるとの判断、フランスのテロの影響は限定的、米国が利上げすれば日本にも好ましいなどの発言があった。
ここまではある程度予想されていたことだが、問題は12月にあるFOMCにおいて利上げを判断するかどうかになってくる。
先日公開されたFOMC議事録を見ると12月の利上げペースが鈍くなるのではとの見方が広がっている。
利上げは織り込み済みとはいえ、蓋をあけてみたら利上げ延期とも限らないわけではない。
そのため落としどころを探っているといえるが、その前に雇用統計の発表も控えている。
先月は予想以上に数値がよかったが、12月の発表ではどうなっているのかが重要となってくるため、しっかりと注目しておきたい。