先週末の米雇用統計の内容はかなり強い結果となった。
特に非農業部門雇用者数が+27.1万人と市場予想を大きく上回る結果となったことから、ドル買いの動きが続き123円台を付ける展開となった。
これを受けて市場では12月の利上げはほぼ確定との見方が広がったこともあり、ドルを売るに売れなくなったことも要因に挙げられるだろう。
このことから次の焦点は利上げ幅がいくらかに焦点が移ってくるのではないだろうか。
もちろんかなり低い確率ではあるが利上げしない可能性もなくはないが、現状ではむしろ利上げしない理由を探す方が大変であり、むしろ利上げ幅を通常通り0.25にするか動向を見ながら抑え気味にするかどうかとみる。
来週には日銀金融政策決定会合を控えているが、基本的にはドル高基調の流れを変えることは難しい。一旦売られることがあってもむしろいい押し目となる可能性が高いだろう。年末に向けてもう一段上値がありそうだ。