先週はFOMCや日銀金融政策決定会合といった重要指標発表により、大きく動いたマーケットであるが、ここにきていよいよ目前となったイギリスのEU離脱に関する国民投票実施が迫ってきている。
依然として残留派離脱派が拮抗していることもあり、結果が判明するまで本当にどっちに転ぶかわからず、投資家にとっても判断しづらく頭の痛い問題が続いている。ただここにきて少し様相が変わってきつつある。
残留派の議員を離脱派の人間が殺害するというショッキングな出来事により、直近の世論調査においては残留派が上回る結果となった。
これにより残留派に多少勢いがありつつも、まだ態度を決めかねてている人も1割ほどいるといわれ、予断を許さない状況に変わりはない。
結果がどちらに転んでも週末のマーケットは大荒れになりそうだ。