先週の米雇用統計はまさにサプライズであった。
非農業部門雇用者数が3.8万人と事前予想を10万人以上下回る結果となり、ドル売りが活発となった。
ただ、ドル円106円台は短期でみると行き過ぎた感もあったが、案の定買戻しの動きとなっている。
さらに買戻しに安心感を与えているのが、イエレンFRB議長の発言だろう。
利上げの時期については明言しないものの、利上げするタイミングを見計らっているととらえられたことが安心感につながっているのではないだろうか。
ただ米雇用統計の結果とイギリスの国民投票を控えたことを考えると6月の利上げは遠のいたと見たほうがよいだろう。