今週はG20をにらんだ動きで波乱含みとなるだろう。
ドイツ、イギリス、カナダ、ロシア、中国、韓国の通貨当局から
円安誘導に対しる批判が予想されるが、自国株価の円安との連動を考えると
それほど声高なものになるとは思えない。
大きな流れは変わることはないだろうが、これまでの展開を考えると
一時的に調整色が強まる可能性がある。
元々今回の円安の流れの根底には2007年7月から始まる
長期にわたる円高トレンドの修正の意味合いも含まれていることもあり、
修正の調整ということになり大きな動きになるとは予想しにくい。
せいぜい時間調整でこれまでの円安のリズムがスローになる程度だろう。
付け加えてギリシャ、スペイン問題で中期のユーロ安の展開であった修正ユーロ高の展開も
G20をきっかけに短命に終わるかもしれないので、注意深く見守りたい。
足元で調整入りを示し始めるような展開となっている時だけに
G20前の今週の種々材料には注意が必要だろう。