明日から11月となり、早いもので今年もあと2か月となった。今週から重要イベント目白押しの為、しっかりと腰を据えて対処したい。1日に日銀金融政策決定会合、3日明け方にはFOMC、夜にはイングランド銀行金利発表、4日は米雇用統計、とどれをとってもインパクトがあれば大きな動きをする可能性がある。ただ、来週に米大統領選挙が控えていることをいつも以上に頭に入れておきたい。今のところクリントン氏が優勢と伝えられているが、トランプ氏が選挙結果を認めない発言やクリントン氏のメール問題など一筋縄ではいかない問題が山積している。結果が出るまではひょっとしたらポジション調整に終始するかもしれない。いずれにせよある意味山場を迎えたとも言えよう。

マーケットがやや落ち着きを取り戻して約半月あまり。今日は注目のECB理事会が開かれる。おそらく現状維持になると思われるが、その後のドラギECB総裁の会見に注目しておきたい。ここでは来年3月に期限を迎える資産買い入れプログラムを延長するかどうかについて、どのような道筋になるのか注目されている。量的緩和を縮小するのか、それとも量的緩和を延長していくのかどうか、これによりユーロ主導の動きが見えてくるため他通貨も含めての動きに対処していくべきだろう