NYダウが最高値更新という状況にあるが、ドル円相場と連動してこなくなっている。北朝鮮情勢やロシア問題、トランプ政権の税制改革への懸念といったこともあり、ドル安への流れができつつあるため、流れが変わるための一手がほしい。日本も米国も休日を控えてポジション調整が進んでいるが、本日未明のFOMC議事録によっては流れが変わることも考えられる。いずれにせよ薄商いによる大きな動きには備えておかないといけないだろう。

トランプ大統領の東アジア歴訪により、その発言に注目されてきたが、今のところはおとなしめに感じる。こうなると市場の注目はBIS総裁会議での各国中銀総裁の発言となるのだが、金融政策や総裁任期などそれぞれに課題を抱えているため、サプライズはないと思うが注意しておきたい。またテクニカル的にも114円台が上値抵抗となりつつあるが、このまま崩れていくのか、持ちこたえていくのかどうかもしっかりと見極めておきたいところだ。