米FOMCにおいて0.75%の利上げが実施され、ドル高で反応したものの、パウエルFRB議長が記者会見で、0.75%の利上げは一般的なると想定していないとの発言や材料出尽くし感などでドル売りが加速し、133円半ばまで円高ドル安となった。ただ今後も利上げは継続していく方針は変わらないため、明日の日銀金融政策決定会合も注意したいが、日米金利差を背景としたドル高基調は継続していくのではないだろうか。ドル一段高への足場固めとなるかどうか、今後の動きに注目しておきたい。

明日未明に米FOMCを控えている。前回のFOMCではFF金利を0.50ポイント引き上げ、次回の利上げ幅もパウエルFRB議長は0.50ポイントが妥当と語っている。最も注目されるのは今後の利上げ見通しについて。FOMC終了後に行われるパウエルFRB議長の記者会見の発言よっては、ドル一段高の可能性も否定できない。2022年末までの金利見通しと合わせてしっかりと見極めたいところだ。