ドル円が日足で三角持合いを中位で保ちながら、クロス円も底堅さを示しながらも動意を失っている商状が継続しているが、米国の各種大きな材料を控えて余談の許さない状況となっている。
今週30、31日に連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されるが、そこでは9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での資産購入プログラム縮小の可能性を探る展開となる。資産購入プログラム縮小の時期が、9月の可能性が高くなれば中長期で大きくドル買い、先送りの可能性が高くなれば短期のドル売りとなる。
また時期は不明ながらバーナンキFRB議長の後任が決められるが、タカ派のサマーズ元米財務長官の可能性が高まればドル買い、ハト派のイエレンFRB副議長ならばドル売り、となるだろう。
来月17,18日のFOMCで資産購入プログラム縮小が決められるかどうかが中期的に最重要課題となるが、それまでは思惑先行の商状となるだろう。
前回も提示したがテクニカル面でドル円の三角持合いのフォーメーションがどのような形で崩れるかと合わせて、手ぐすねを引いて待ちかまえながら静観したいところだ。