先月30,31日に行われたFOMCの議事録が22日未明に公表された。
その要旨は以下の通りだ。
「議長(バーナンキ)が示した緩和縮小への道筋に幅広い支持」
「数人が慎重な姿勢を訴え、一方で早期縮小の声」
「一部参加者、市場は著しく引き締まったと指摘」
「数人は金利上昇が住宅回復を阻害しないと確信」
「米失業率QE3開始以降、著しく低下」
「引き続き目標の2%下回るインフレは経済にリスクを及ぼす恐れ」
「複数のメンバー、一段の緩和必要なら6.5%の失業率基準引き下げ検討に前向き」
となりサプライズはないものの、QE3縮小はおろか、利上げまで秒読み段階に入っていることが明らかになった。
これらを受けて市場は、ドル買いとなっているものの、慎重な様相となっている。クロス円もドル買い時に発生するリスク選好の動きからの買いも発生していないようだ。
今後の注目点は、来月17,18日の次回FOMCでQE3食傷が決定されるかどうかに集まっているものの、それ以前にドル円でいうところの中期三角い持合い上放れの可能性も出てきており注目したい。現在のレジスタンスラインは8/23日現在99.90付近で推移している。