民主・共和党の合意でデフォルトの危機を脱した米国であるが、今週は火曜日(22日)に発表予定の米雇用統計および10月(11月8日発表予定)の雇用統計の事前予想が思わしくないことを材料に来週のFOMCでのテーパリング(量的緩和縮小)は見送られるとの見方が強まっている。
このことにより今週前半はドルの頭の重い展開が予想されるが、遅かれ早かれテーパーリングが行われるとの見方が強いことにより、週後半に向けて徐々に足取りが軽くなると思われる。
ドル円が上値追った場合、5月と9月の高値を結んだレジスタンスライン上の99.60を超えることができるかどうかが見極めのポイントとなるだろう。
戦略的には同ポイントを抜けた場合のトレンドフォローの買い(ドル円クロス円ともに)及び雇用統計などを受けて押し目を付けた場合のbuy on dip(押し目買い)で考えたい。
目先の材料に振らされて短期で攻めるより、中長期の中長期のスタンスでじっくりとポジションメイクしたほうが効果的であると思うのだが・・・・