先日、1998年から続く円高のトレンドラインを上抜けてきたことによって長期の円高局面の転換期が終了し、新たな円安局面の充実期に入ったといえよう。
直後のこの局面は、大きな利益獲得のチャンスだけにこれまでのマーケットの推移を忘れる位、頭を切り替えることが肝要となってこよう。
特に長期のレジスタンスを抜けた直後は、あまりリスクばかりにとらわれず、積極的に仕掛けていきたい。
各通貨ペアともに強いレジスタンスまで距離感を残しており、そこまでは比較的スムーズな上昇が期待される。EUR/JPY(ビッグフィギャーの抵抗 140.00)、GBP/JPY(7/3の高値レベル175.35)、AUD/JPY(ビッグフィギャーの抵抗 100.00.)、NZD/JPY(7/11の高値レベル89.50)、CAD/JPY(昨年12月の高値レベル98.65)、CHF/JPY(昨年12月の高値レベル119.65)、が次のレジスタンスとなっているが、各クロス円ともに時間をかけずにこのハードルに向けて堅調な展開が予想される。
もっとも長期的に上昇余地は残されれているが、まずは各値幅をしっかりと確保したい。
これからしばらくはマーケットの振幅で狙うよりもドル円・クロス円のロングを基本路線で考えたほうがよさそうだ。