先週続いていた世界同時株安。
先週末のNYダウが530ドル下げて終わり、週明けの東京市場では一時520円以上下げ日経平均が19000円を割り込むなど同時株安の余波が続いている。
要因はいくつかあるものの、やはり大きなポイントは中国の景気後退懸念である。
7月末に上海株が暴落、その後は持ち直したものの、人民元切り下げが行われるなど、以前からくすぶり続けていた中国経済に対する不安感や不信感が徐々に台頭してきたことが今回の背景の一つであろう。
株価、為替、商品等あらゆるものがリスク回避の動きから売られる展開となっているが、このような時には米国利上げ観測も蚊帳の外となってしまう可能性もある。
もちろん大きなイベントであることには変わらないため頭から外すわけにはいかないが、今現在のリスクオフの動きが落ち着くまでは難しいところだろう。
大きな流れが落ち着くまで静観するのも一手か。