期末を迎え、それぞれ力のある強弱材料ミックスの状態が継続している。
(円買い材料)
・レパトリエーションの動き(外貨建て資産の売却)
・キプロスの金融危機、イタリア政局への警戒感からのリスク回避
・イースター休暇に向けた円売りポジション解消の動き
(円売り材料)
・臨時日銀金融政策決定会合の開催
・ユーロ圏支援の継続確約
期変わりで歩調が明確になることがあるが、今週末に近づくにつれ前述したそれぞれの材料の呪縛から離れることが予想されることから、今回もそのような展開になるだろう。
今朝方の報道によりキプロス問題も改善に向かいつつあり、レパトリによる「円買い」圧力が時期的に外れることも加えて、期変わりでは、現在のバランスが大きく崩れ円売り歩調を強める商状になる可能性が高いといえるだろう。
豪ドル円100.00円乗せ、キウイ円80.00円乗せ、ユーロ円、ポンド円ともに直近高値更新をそれぞれ、その判断基準にしたい。