回数を重ねるたびにますますテーパリング(金融緩和解除)の実現が現実味を帯びてきているFOMCが来週17-18日に行われる。日を追うごとに思惑が錯綜しているが、ポイントは前回の雇用統計において失業率が7.0%(前回7.2%)と目標とされている6.5%に大幅に近づく傾向にあること、今週の財政改革協議で年明け早々の政府機関閉鎖のリスクが大幅に後退したこと、次回FOMCが3月と機関があることなどを考えるとテーパリングが行われてもおかしくない環境となっている。
あえて言うならテーパリングの実施と利上げ開始があたかもセットであるかのごとくとらえられていることに対しての慎重論であろう。
利上げがささやかれ初めている英ポンドやNZキウイにとっても、米国のテーパリングの実施が世界的に金利上昇の足掛かりとなりうるだけにその影響度は計り知れない。
最大の関心と準備を施して18日のFOMCの結果発表に臨みたい。