先週末の米雇用統計において非農業部門新規雇用者数が7.4万人と事前予想19.7万人と大きく下回ったことを受けて大きくドル売りに傾いているが、今週は15日の米地区連銀経済報告(ベージュブック)において、米国の寒波による悪天候が景況感にどこまで影響するか警戒感が高まっている。
米国を今月襲った猛寒波による経済的な打撃は50億ドルに上るとの試算が出ているほど記録的な天候不順となっている。
2014年に開催される8回の連邦公開市場委員会(FOMC)では、毎回100億ドル程度のテーパリング(量的緩和縮小)が予想されているものの、1月のFOMCでは寒波の影響という特殊要因での景気停滞によりテーパリング見送りの可能性も高まっている。
目先は為替なのに天候相場?の様相を呈している。