7日22:30に米雇用統計が発表される。
雇用統計の結果がストレートに次回のFOMCのテーパリングの内容に直結してくる状況は変わらないため注目されるが、前回、寒波の影響で非農業部門雇用者数のサプライズ(事前予想19.5万人増に対して7.4慢人増)にも、テーパリングは100億ドル減と決定されたこと、次回FOMC(3月18-19日)までにもう1回の雇用統計(3月7日予定)を挟むことから、為替市場への影響は限定的と予想される。
ただしポジティブサプライズの場合はこの限りではない。予想を裏切る好調さを見せた場合は、最近の新興国通貨不安によるドル売り/円買いの巻き返しに早期利上げ観測の台頭による相乗効果で大幅なドルの上昇が予測される。
事前予想では非農業部門雇用者数+18.0万人、失業率6.7%となっている。
以前より明示されている失業率6.5%に対して7.3→7.0→6.7と大幅減少傾向にある失業率との位置関係に加え、前回の修正値にも注目が集まる。