強いドル円も・・・

金融に関するお悩みを解決します!ご相談・お問合せはこちらから

カテゴリー

アーカイブ

カレンダー

4月 2024
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

RSS

会社情報

フィナンシャルヴィレッジの外観イメージ

  • 〒812-0011
    福岡県福岡市博多区博多駅前4丁目
    13番27号グランドハイツ博多610
    TEL:092-292-6422
    FAX:092-292-7774
  • more

強いドル円も・・・

2014年9月22日

Filed under: ブログ,時事ネタ や経済について — fvillage @ 9:03 AM

先週はドル円が大きく続伸し110円をうかがう動きとなった。その要因は複数挙げられるが①FOMCにおいて2015年-2017年の政策金利見通しが上方修正されたことで、想定以上に速いペースで金融引き締めに動くとの見方が浮上したこと②ルー米財務長官が「ドルの上昇は常に良いこと」とドル高を容認したこと③フィッシャー米ダラス連銀総裁の発言「2015年春に利上げ開始を望む」④塩崎厚生労働相が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の改革法案で譲歩を示したこと⑤国内株保有比率引き上げへの期待が高まり、日本株買い・円売りに拍車がかかったこと⑥スコットランド独立が否決されたことはリスク回避の円買いを後退させたこと⑦テクニカル的に超長期のレジスタンスをブレイクしたことによる上値の軽さが出てきていることなどが挙げられる。

今週は、米国4-6月期のGDPの確報値と日本の8月インフレ率に注目する展開となるだろう。米GDPでは4.2%から4.6%への上方修正、日本の8月のコア消費者物価指数は、6月と7月の前年比+3.3%からの低下を示す+3.2%と予想されており、予想通りならば、日本の4-6月期のGDPの落ち込みと共に、日本銀行に対する追加緩和観測が高まることになる。

いずれの材料とも予想どおりならば、足元のドル買いや円売りに拍車がかかることとなるだろう。

一方テクニカル面でいえば、いずれのオシレーター系もドル円は買われすぎを示しており、110円を大きく上抜く展開は想定しにくくなっている。

ファンダメンタルズが円売り・ドル買いを示したとしてもテクニカルズで上値がキャップされることも想定しておきたい。

またユーロドルがテクニカル的サポートを欠く中で安値を更新してきており、イベンチャルな下落を演じる可能性が高まってきていることから、ユーロ円とともに注しておく必要がありそうだ。

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment