今週19日木曜日未明にFOMCの声明が発表されるが、ゼロ金利解除に「忍耐強く」対応するとしているフォワードガイダンスにおいて、「忍耐強く」が削除されるかどうかに集まっている。
ここ最近の雇用統計の状況からも米国の利上げ転換は時間の問題との見方を背景にドル円ばかりでなくユーロをはじめとして対欧州通貨でも幅広くドル高が進行している。
若干思惑先行の流れが強いだけにここはスムーズに利上げに向けたステップを踏んでほしいところである。
時間を掛ければ掛けるほど為替市場全体の流れが読みづらくなる。
ここは「鉄は熱いうちに打て!」ではないが、フォワードガイダンスの変更という利上げに向けて一歩前進することを期待したい。
フォワードガイダンスが現状維持となった場合は、既にある程度材料を織り込んだ短期的ドル高進行が強く巻き返される可能性もある。特に対ユーロでのドル高進行が継続しているだけにポジション調整の巻き返しが起きるかもしれない。