最近ぽかぽかと春陽気となってきたが、マーケットの方もここ元の展開も同様に穏やかな様相となっている。
今週も主要な経済指標に欠けていることで“春眠暁を覚えず”のような眠たい展開が継続しそうだが、今週後半にかけて来週29-30日のFOMCに対するポジション調整の動きが出てくることが予想される。
事前予想の大半は、次回6月まで経済状況を注視するとして今回利上げは行われないことが中心となっているが、発表を控えてどういうアクションが出てくるかが注目される。
ここまでの展開の中では、先行して利上げ実行を織り込む形となっているだけに、ポジション調整の動きが加速すれば思わぬ波乱が具現化することもありうる。
米国が先陣を切って利上げ行動に出ることで中期的にドル高の展開が主導となる可能性が強く、短期のマーケットのブレに惑わされないようにドルの押し目買いスタンスを首尾一貫して持ち続けるべきだろう。