明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
新年早々マーケットは波乱に見舞わた。4日の中国株式市場でCSI300指数が5%以上急落したことから2016年から導入したサーキットブレーカーが早速発動することとなり、取引が一時的に停止した。15分後に再開したもののさらに下げ幅を拡大し7%以上下落したことから取引は停止してしまった。
この影響が広がり、株安、リスク回避の円買いと新たなスタートをとの市場の勢いに冷や水を浴びせることとなったが、複合的な要因からの動きだったこともあり一筋縄にはいかないのかもしれない。
昨年、米国が利上げに舵を取ったことからドル高の動き自体は潜在的にあるのだが、中東における問題が話をややこしくしている。もちろん原油安が与えている影響も否定できないが、サウジアラビアにおいてイスラム教シーア派の指導者を含めた死刑が実施されたことに端を発する国交断絶問題にまで飛び火していることも世界経済全体にとって良くないニュースとなっている。
本日の取引においてマーケットは落ち着きを取り戻しつつあるが、世界経済減速懸念も台頭しており、しっかりと地に足をつけた状態でマーケットを見極めていく必要があるのではないだろうか。