荒れ続けたマーケットもようやく一旦収束しそうな気配を見せつつあると思われてきたところだったが、ポンドがらみでまたまた大荒れとなっている。
EUを離脱するかしないかという重大局面を迎えていることでポンドを中心に売られており、その影響がユーロや円、株式、債券などと金融市場全体に波及している。
今年に入ってから中国問題、原油安などから始まった大荒れのマーケットが、EU問題、米国利上げ時期後退観測など材料に事欠かない。おかげで株式、為替、商品等々の金融市場において大荒れの波にのれず、逆にのまれている投資家が多いようだ。
今日も前日比200円以上プラスだった日経平均株価も一時は前日比マイナス圏、為替においてはドル円が一時111円台をつけるなど、日々というよりその時間ごとで様相が変わるという落ち着けない環境となっている。
マーケットは生き物であるため思い込みという判断が一番怖い。このような動きをすることはないと固定観念を持ってしまうと大きな誤りとなり大きな波に飲み込まれてしまう。経験則も大事であるが、瞬間的な判断力を養わなければ、冷静かつ柔軟に状況を分析できなくなる。
このようなマーケットは投資するうえで自分自身を養うチャンスではないだろうかと考えているが、どうだろうか。