新年早々から大きく荒れたマーケットであるが、そのなかで今月最後の重要イベント、日銀金融政策決定会合を残すのみとなった。
昨日のFOMCにおいては予想通り据え置きの判断となったが、利上げペースについては継続しつつも、受け取り方によってはどちらとも取れるような表現となった。
これは原油安や中国問題などが世界経済に及ぼす影響を注視しているとのことから、この問題が継続し続けた場合には3月に予定されている利上げの判断が鈍ってくる可能性も否定できないということだろう。
もちろんそのようなことが無いよう手を打ってくると思われるが、明日予定されている日銀金融政策決定会合において、追加緩和が行われるとは思いにくい。世界経済の動向など諸条件を勘案すると仮に追加緩和するとしてももう少し先となるのではないだろうか。
ただサプライズの可能性もあるものの、ドル円に関してはしばらく下値を探る展開となりそうだ