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29日未明、FOMCで金利は据え置き、QE3市場の事前予想通り100億ドルの削減となり、買い入れ資産総額は月額650億ドルとなった。 FOMCでの主だった声明は、「労働市場は強弱混在」「金融政策の決定は全員一致」「失業率が6.5%を十分に下回るまでは低金利を維持する。」 くしくも同じ29日の午後17時ごろトルコ中銀が臨時で金融政策委員会リラを7.75%から12.00%の大幅の利上げ、22時ごろ南ア準備銀行もランドを現行の政策金利5.00%を5.50%に引き上げた。それに対してニュージーランドRBNZは、未明30日5時に、現行2.50%からの利上げが一部から期待されていたが据え置きと発表された。利上げ期待があったことでキウイは据え置き発表後、大きく値を落としている。「金利の調整は近いうちに開始される見込み」「金利をより正常な水準に戻していく必要ある」「インフレ圧力は今後2年のあいだ高まっていくと予想」「NZドル相場、長期的に持続可能であると予想されない」とコメントされている。 トルコ、南アの予想外の利上げから始まり、新興国に対する懸念の意識が強まっていることで、リスク回避的の動きが衰えを見せず、ドル円も頭の重い展開を強いられている。 マーケットが落ち着くまでしばらくかかりそうだ。