Archive for 2013年4月22日

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100円をめぐる攻防

2013/4/22

 一部地域からここもとの円安に対する指摘の懸念があったG20も無事終了し、いよいよドル円100円というビッグフィギャーの攻防が本格化してきた。G20では、「日本は信頼に足る中期財政計画を策定すべきだ」との共同声明が盛り込まれ、日本に財政健全化を強く求められている。それだけにアベノミクスの一環となっている黒田日銀総裁の異次元の量的・質的金融緩和による円安が黙認された形だ。これを受けて週明けから円安推移でドル円がビッグフィギャー100円をめぐる攻防となっているが、このテクニカルのポイントをどうこなすかで中期的な展開に影響を与えそうだ。 *パターン1:100円にプレイスされていると思われるストップを巻き込み、一気に騰勢を強め次なるレンジを模索するパターン。利食い等の押し目が入っても100円を大きく割ることもない。*パターン2:100円にタッチするも達成感が台頭し、1~2円程度の押し目を入れるパターン。中期的には材料を確認しつつも中立となる。*パターン3:100円にタッチもせずに、このまま先週つけた95.70円を割れるパターン。中期的には既に天井圏にあるという可能性が高い。 概ねこの3つのパターンが考えられるが、大きな材料をこなした直後の今週は週末にまた円安材料の出やすい日銀金融政策決定会合を控えているだけに、週前半にも上記のパターンが確認できる局面が訪れるかもしれない。中期的な戦略を立案するためにも今週前半のドル円の動向には注目したい。

G20を控えて・・・

2013/4/18

 G20を今週末に控えて不安定な展開が継続している。 週末に控えているG20では一部地域の国から昨今の円全面安の展開が指摘されるのではないかとの思惑からポジション調整の売りを交えてドル円クロス円ともに乱交下を強いられている。G20の結果を推し量ると前回同様、円安批判が全面に出されることはないと予測される。その根拠としてまずアメリカを味方につけているということだ。時を同じくしてTPPの交渉が始まっており米国への自動車関連の輸出関税をめぐって、ある意味バーター的な交渉が可能な立ち位置にいるということだ。現に17日にルー財務長官から、「日本は長期にわたり内需の問題を抱えていた。日本が国内向けの政策ツールを用いて内需拡大を目標としている限り、主要7カ国(G7)が数週間前にモスクワ会合で合意した内容に沿っているとわれわれは考える」として、日銀の異次元的金融緩和を支持している。次にこの紙面上でも以前から指摘しているが、昨今の世界的な株高のきっかけとなったのが昨年11月の安倍政権(当時は政権ではない)の円安誘導であり、その株高トレンドを支えてきたのも円安という背景があった。ここで円安推移に冷水をかけるようなことはしないだろうとの推測が成り立つ。とすれば今週は押し目買いのチャンス到来というスタンスで臨みたいが、各国当局者の発言直後がピンポイントとなるか?

北朝鮮

2013/4/11

  日に日に緊張を高めている北朝鮮ミサイル問題だが、国際世論を味方につけ米国との対話路線に持っていくため発射を取りやめるのではないか?との説が有力だと思われるが、実際に日本も韓国、グアムとともにターゲットと考慮されている以上、不安がよぎるが、日本国内は不思議と緊張感のない平素と変わらない。平和ボケしているのか、関係当局に絶対的信頼を置くしか、なすすべはないのは事実だが、もう少し緊張感があってもよいと思うのは私だけだろうか? 実際に核弾頭の設備されたミサイルが日本に着弾したら為替取引どころではなくなるが、今後のケースを想定しておきたい。 まず実際にミサイルが発射された場合、迎撃ミサイルで本土着弾は回避されると思うが、北朝鮮は世界舞台から孤立し、ある程度問題の深刻化と長期化から、米ドルが買われる展開となろう。同時に日本直撃でない場合でも地政学リスクの高まりから円売りも起こるかもしれない。その場合、「有事のドル買い」とあいまってドル円はレベルを大きく変えるような上昇を演じる可能性がある。 次にミサイル発射を北朝鮮が自発的に回避した場合、すぐにとは言わないが北朝鮮とアメリカが対話路線に入っていくと思われることから、逐一その状況を見極めなければいけない。アメリカサイドとして避けなければいけないのは、北朝鮮を核保有国と認め、かつその核が中東に流れることである。そのような経路をたどる場合は、大きくドル売りに傾くだろう。 また次元の違う話として、永世中立国であるスイスフランや地政学的にも無関係な豪ドルなどは、この問題の進捗に関わらず地合いを強めることだろう。 いずれにしてもこの問題が明らかになるまでは、ポジション量を控えめにしたほうがよさそうだ。