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2014/10/27
月末に差し掛かり重要指標が顔を出し始めてきたが、今週は何といってもFOMCでテーパリング終了し、米国の金融緩和政策が区切りをつけるかどうかがマーケットの焦点となるだろう。
先週一部地区連銀総裁からテーパリングの延期を示唆するコメントが出されたが、コメントどり残すところ月額150億ドルとなっている資産購入による流動性の確保の終焉が延期されると、ある意味サプライズとなり、マーケットに相当のインパクトを与えることになるだろう。
当然そうなった場合、マーケットは同る売りに傾き、足元今7月から続いている主要通貨全般にわたる強いドル買いの流れは反発局面を迎える展開となることが予想される。
ドル円も多分に漏れず、下値を模索する展開が予想されるが、逆にクロス円にとってはドル・ストレートの上昇に伴い、底打ち感が台頭しそうだ。
逆にテーパリング終了となった場合、ドル早期利上げ観測につながり、9月下旬より一服感のあるドル買いの流れが再開することになりそうだ。欧州や日本とは金融情勢の格差からも米国自体が否定しようが、利上げモードに入るイニシアチブは米国がとるのはほぼ間違いなく、全通貨にまたがりドルは堅調な展開となるだろう。
今週のFOMCと来週末予定されている雇用統計が、米ドルの中期動向のカギを握っていることは間違いないだろう。
運用スタンスも一連の指標以後は、「もしかしたら・・・」、「そろそろ・・・」、「ひょっとしたら・・・」といったギャンブル的方針は、控えるべき時期が来ているのかもしれない。各通貨中長期のテクニカル上のポイントを保持しているだけに、テクニカル重視の方針で臨みたい。
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2014/10/21
マーケット全般に8月下旬以降、スピード違反のドルの上昇に対して、調整もスピード違反気味になっている。オーバーシュートは相場の常だというものの、しばらくは大雑把で不安定な動きが予想される。少なくとも来月初頭の米雇用統計までは、ドル高修正のポジション調整から不安定な流れが継続しそうだ。
但し一歩下がって中期的視点からいえば、日欧とアメリカの金融情勢の格差からいって穏やかなドル高推移に落ち着く可能性が高いだろう。
そのスタンスでいくとすると、ドル円はじっくりと押し目を待つという戦略が成り立つが、クロス円は単純に押し目を拾っていく戦法はリスクが高いだろう。
中期長期のロングスタンスの戦略でも、各クロス円のテクニカル上のサポートを確認しつつ、対米ドルストレートのサポートレベルもチェックした上での売買が必要不可欠になってくる。
マーケットの状況によっては、シンプルに押し目買いが有効な局面もあるが、明らかに現在はそういう局面ではないということを認識してマーケットに臨みたい。
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2014/10/6
先週金曜日3日に発表された米雇用統計では、非農業部門雇用者数が24.8万人と市場予想の21.5万人を上回ったほか、前回値も14.2万人から18.0万人に上方修正された。加えて失業率も5.9%と2008年7月以来6%を下回った。
これを受けてマーケットは、米国の早期利上げ観測からドル買い一色になり、ドル円も110円を伺う動きとなった。一方で、クロス円はそろってさえない展開となっている。
この現象の要因は、ドル円の110円に対する抵抗の強さからきていると考えられる。
強い米雇用統計を受けて他のドルストレートでの米ドルの強さが際立ち、結果としてクロス円の総じてさえない動きにつながっている。
これまで円安とドル高の両輪で強さを示してきたドル円が、ここへきてドル堅調のみの片輪走行になっているようだ。
このような現象が打破されるパターンとして2つの可能性が考えられる。
ひとつはドル円の110円をしっかりとブレイクすることで、もう一つはドル買い安心感からリスク選好の動きにつながりキャリートレードが活性化されることである。
いずれもこのままの流れでは時間の問題であると予想されることから、クロス円は押し目買いのスタンスでいいだろう。
あとはどれくらい時間をかけるかだが“鉄は熱いうちに打て”ではないが、今週ドル円110円レベルが重いような展開となると、意外と時間を要すかもしれない。
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