Archive for 2014年9月29日

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RBNZから

2014/9/29

 先週25日11時ごろ、ニュージーランドRBNZから「為替水準は正当化されず持続不可能」、「持続不可能であることは為替介入の可能性の一つのファクター」、「RBNZ総裁は持続可能な為替レートを歓迎へ」とのコメントが出された。  これをきっかけとして、マーケットが足元で続く円売りの流れに対して一服感を求めていたことも手伝って、クロス円全般に下値を探った。  RBNZは、比較的頻繁に通貨高に懸念を表召してきたが、実際、介入も行ってきている。それよりもなぜこのタイミングでコメントを出したかということに疑問が残る。そもそも2.5%から数回にわたって3.5%まで利上げを繰り返した後に、通貨高に対して懸念表明するとは理解に苦しむ。米国が利上げに向かっているとはいえ、連続して利上げを繰り返せば、その通貨が買われる事は「自明の理」である。  キウイ(NZD)自体、対円を除く対主要通貨において高値圏で推移してわけではなく、対米ドルでは、むしろ弱含んで推移していたことから、ある程度、対円を意識したコメントであることがうかがえる。だとすれば前出した疑問も納得がいく。  そうなってくると介入を行う場合も対円で行われる可能性が高く、キウイ円は常に暴落の起爆剤を抱えることになりそうだ。スワップを狙って売買をする場合、キウイ円を選択するのであればある程度余裕を深く見てポジション取りをした方がよいだろう。資金に余裕を持たせるのであれば資金効率からみると他のクロス円を選択したほうが賢いかもしれない。

強いドル円も・・・

2014/9/22

先週はドル円が大きく続伸し110円をうかがう動きとなった。その要因は複数挙げられるが①FOMCにおいて2015年-2017年の政策金利見通しが上方修正されたことで、想定以上に速いペースで金融引き締めに動くとの見方が浮上したこと②ルー米財務長官が「ドルの上昇は常に良いこと」とドル高を容認したこと③フィッシャー米ダラス連銀総裁の発言「2015年春に利上げ開始を望む」④塩崎厚生労働相が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の改革法案で譲歩を示したこと⑤国内株保有比率引き上げへの期待が高まり、日本株買い・円売りに拍車がかかったこと⑥スコットランド独立が否決されたことはリスク回避の円買いを後退させたこと⑦テクニカル的に超長期のレジスタンスをブレイクしたことによる上値の軽さが出てきていることなどが挙げられる。 今週は、米国4-6月期のGDPの確報値と日本の8月インフレ率に注目する展開となるだろう。米GDPでは4.2%から4.6%への上方修正、日本の8月のコア消費者物価指数は、6月と7月の前年比+3.3%からの低下を示す+3.2%と予想されており、予想通りならば、日本の4-6月期のGDPの落ち込みと共に、日本銀行に対する追加緩和観測が高まることになる。 いずれの材料とも予想どおりならば、足元のドル買いや円売りに拍車がかかることとなるだろう。 一方テクニカル面でいえば、いずれのオシレーター系もドル円は買われすぎを示しており、110円を大きく上抜く展開は想定しにくくなっている。 ファンダメンタルズが円売り・ドル買いを示したとしてもテクニカルズで上値がキャップされることも想定しておきたい。 またユーロドルがテクニカル的サポートを欠く中で安値を更新してきており、イベンチャルな下落を演じる可能性が高まってきていることから、ユーロ円とともに注しておく必要がありそうだ。

FOMCを受けて

2014/9/18

 18日未明にFOMCが終了したが、利上げ時期を考察するうえで着目されていた「相当期間」という文言は外れなかった。 にもかかわらずマーケットの反応は、各通貨、足並みをそろえてドル買い一側の展開となった。  ドル円も直後には108.40の上値ををたたく展開となったが、気になったのはクロス円の動きだ。  通常ドル円が騰勢を強める動きとなった場合、クロス円も総じて堅調な展開となるのだが、今回のFOMCの結果を受けてのクロス円の動きは総じて底堅い動きとなったものの、その上昇率はまちまちとなった。 スコットランドの独立に関する投票を直前に控えたGBPは別にして考えて、一番気になったのはNZDとAUDの動きである。欧州通貨のクロス円が上値を模索する展開となっている最中、オセアニア通貨は上下を試しながらもほぼ横ばいで推移していた。顕著だったのがNZDである。局面局面で終始、ドル円の上昇時に足並みをそろえるようにNZDは下落を繰り返していた。米材料のFOMC直後の反応だから当然といえば当然なのだが、明らかに他の通貨と反応が過剰であった。イエレン議長のコメントで「ユーロの低インフレが市場のリスクである」と出された際もユーロよりもむしろキウイ(NZD)の方が軟調に推移していた。 主要通貨のクロス円での足元の展開でその騰勢の順位をつけると、CAD、GBP、EUR、CHF、AUD、NZDとなる。当然各通貨のファンダメンタルズやテクニカルの状況の変化にもよるが、この足元の騰勢の順位には今後も配慮すべきだろう。 ドル円の騰勢が明確になっている以上、各クロス円もロング主体で戦略を練りたいが、通貨選択がそのパフォーマンスを大きく左右しそうだ。 短期的には前述した通貨ペアに優位性があると予想されるが、中長期的に考えるのであれば“逆張り”の考え方で修正が入ることを狙って、NZD、AUDあたりで考えてみるのもよいだろう。

超長期円高トレンドの終焉

2014/9/12

先日、1998年から続く円高のトレンドラインを上抜けてきたことによって長期の円高局面の転換期が終了し、新たな円安局面の充実期に入ったといえよう。 直後のこの局面は、大きな利益獲得のチャンスだけにこれまでのマーケットの推移を忘れる位、頭を切り替えることが肝要となってこよう。 特に長期のレジスタンスを抜けた直後は、あまりリスクばかりにとらわれず、積極的に仕掛けていきたい。 各通貨ペアともに強いレジスタンスまで距離感を残しており、そこまでは比較的スムーズな上昇が期待される。EUR/JPY(ビッグフィギャーの抵抗 140.00)、GBP/JPY(7/3の高値レベル175.35)、AUD/JPY(ビッグフィギャーの抵抗 100.00.)、NZD/JPY(7/11の高値レベル89.50)、CAD/JPY(昨年12月の高値レベル98.65)、CHF/JPY(昨年12月の高値レベル119.65)、が次のレジスタンスとなっているが、各クロス円ともに時間をかけずにこのハードルに向けて堅調な展開が予想される。 もっとも長期的に上昇余地は残されれているが、まずは各値幅をしっかりと確保したい。 これからしばらくはマーケットの振幅で狙うよりもドル円・クロス円のロングを基本路線で考えたほうがよさそうだ。

米雇用統計を受けて

2014/9/8

 先週はポロシェンコ・ウクライナ大統領とプーチン露大統領が、ウクライナにおける停戦に向けて前向きな協議を始めたことでリスク回避の円買いは縮小し、投機筋などの円売り・ドル買いが優勢となった。また注目された週末の米雇用統計では、予想下回る結果だったが、ドルは底堅い動きとなった。  今週は、12日に予定されている黒田日銀総裁の講演やイエレンFRB議長が注視する雇用関連指標の内の米国7月求人労働異動調査(9日)を見極める展開となることが予想される。基本的には月半ばに仕掛っており、その他の重要指標が比較的閑散となることで先週見せたドル買いのバイアスを引き継ぐことが予想される。 また、日米の金融政策の乖離観測は後退していないことや年金積立金管理運用独立行政法人による外貨建て資産への投資増額への市場の期待が持続していることもドルの強いサポート要因となっている。  テクニカル的にユーロドルのサポートがなくスカスカの状態となっており、下落しやすい状態となっていることも今週は台風の目となりうることも指摘しておきたい。向こう2週間位は重要指標に乏しく、テクニカル主導の展開となり易いだけに気を付けたい。