Archive for 2013年7月29日

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FOMCでのフォワードガイダンスの動向

2013/7/29

 今週の週前半は、30-31日のFOMCにおいてフォワードガイダンス(将来の金融政策指針)が改善される可能性が高まっていることでドル円、クロス円ともに上値が重い展開が予想される。 FEDウォッチャーから「米連邦準備制度理事会(FRB)は、長期金利の低下を目指し長期にわたり緩和策を維持する姿勢を示すフォワードガイダンスへ改善。失業率目標を6.5%から6.0%へ、インフレ目標を2.5%から1.5%へ引き下げる可能性」と報じている。 加えて31日に発表される4-6月期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率+1.0%と1-3月期の+1.8%から減速することが予想されている。前期比年率+1.0%を割り込む可能性もあり、ネガティブ・サプライズならば、米国連邦準備理事会(FRB)の資産購入プログラムの縮小開始は先送りされることになる。 これらのことでドル円の上値を重たくしているが、大幅にドルが売り込まれる環境ではないことから、ここはじっくりまって押し目を狙うスタンスが最善策となろう。 米経済は概ね改善の方向に向かっていることに加え、米株価が高値圏を維持していることがキーポイントとなっている。 ドル円では4月2日につけた92.56と6月13日つけた93.79の安値間のトレンドラインが、94.70近辺で推移しており、最大リスクを同ポイントにおいての戦略がはまりそうだ。

参院選挙結果を咀嚼する局面

2013/7/22

 週末に行われた参議院選挙にて、自民・公明の両党が76議席を獲得し、衆参のねじれが解消した。市場ではアベノミクス推進強化に期待が掛かる中、選挙結果に対する反応と材料出尽くし感からのテクニカル要因から週初から比較的不安定な展開となっている。 今回の結果を好感して海外勢が日本株を買い進めるようならば、リスクを積極的に取る機運が高まり、ドル円には上昇圧力が掛かりやすいと予想される。一方では、足下の与党の勝利が相当数織り込まれていた事を考えると、材料出尽くしで利食い売りをある程度こなす必要があるとも予想される。 とはいえ、国内ファンダメンタルズ、米景気回復に対する期待感、中長期的なテクニカルで考慮しても、円買い主導の展開に移行するとは考えにくいことから、押し目を待ちながら追随のトレンドフォローの買いでも構えるといった2段構えのスタンスがよさそうだ。 ドル円でいうところの短期の押し目の目安は、週足15移動平均線が推移している99円mid、日足90移動平均線の98円50アラウンドとなろう。 押し目を待ちながらも、なかなか押さない場合は、そのまま上昇推移する可能性があり、時間経過とともに買ってもよいと判断されるが、直近高値103.75を抜けた場合は上げ足を加速させる可能性についても示唆しておきたい。

バーナンキ議会証言

2013/7/18

 バーナンキFRB議長の最後となる議会証言が17日に行われた。 要旨は、「雇用の状況、満足するには程遠い」、「2%のインフレ目標確実にするため必要なら行動へ」、「量的緩和終了後も米国債とMBSを保持へ」、「2013年に量的緩和を縮小し、14年中頃停止の可能性」とどれもハト派的なものであった。これを受けてマーケットは即座にドル売りで反応し、ドル円も99円台前半に値を崩す結果となったのだが、クロス円は全般的に底堅く推移することとなった。 これまで米ドルが軟調さを示すとクロス円もリスク回避の動きから米ドルの動きと同調するように軟調な動きをする傾向にあったが、少しマーケット構造に変化が出てきたようだ。①    これまで円売り中心で動いてきたマーケットが米ドル中心の動きとなっている。②    対円のドルの動きが他通貨に比べ緩慢になっている。クロス円とドル円の動きが逆行していることからもわかる。(選挙結果を控えドル円が底堅くなっているのかも・・・)以上2点のことがここ最近で顕著に変化してきていることである。 このことから戦略を練るとクロス円よりもドル円のロングで攻めるほうがリスクが少ないように考えられる。 週明けには参院選挙結果も明らかになるが、自民党の獲得票数に比例して円安の度合いが強くなると予想される。選挙結果も加えて週明け果たしてどのような展開となるか?注目したい。 

フィラデルフィア地区連銀総裁発言

2013/7/15

 米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は12日、米連邦準備理事会(FRB)は失業率が6.5%に低下した時点で金融引き締めを行うことを確約する必要があるとの考えを示した。これを受けてもマーケットが大きく反応することはなかったが、ある意味で米経済が中長期にわたる経済不振からV字型の脱却を想定していることが読み取れる。現在、資産購入プログラム(QE3)において金融緩和の真最中に、ある程度歩調は見えてきているとはいえいきなり金融引き締めを想定しているのだ。昨年9月13日よりのQE3を含めて3度にわたる大幅な金融緩和政策へて、米ダウ平均は2009年3月の6000ドル台を大底にQE3開始時期からも2000ドル以上上昇し、15000ドル台で堅調推移している。ある意味バブリーな感は否めないとはいえ、米株価上昇の裏付けもドル上昇の一因となっているのが現実だ。この先、株価が大崩れするようなことがなければ、想定されているV字型の回復も現実味を帯びてくるというものだが、果たしてどういう結末を迎えるのか・・・・選挙がらみで円安基調がひと休憩しているが、上記のことが現実味を帯びてくれば、円安基調にドル高が相乗効果で加わって、ドル円はレンジを大きく変えるようなマーケットを迎えることになるだろう。ここは、参議院選挙を控えている時期に月中旬で重要な指標に乏しくなっており、不安定さが予測される中、押し目買いのスタンスでドル円を待ちたい。