Archive for 2014年7月28日

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淡々と・・・

2014/7/28

 ウクライナ、中東情勢が予断許さなない状況が続く中、26日に北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射したり、かと思えば週末にアルゼンチンでデフォルト(債務不履行)問題が突出してきたりと為替市場を取り巻く環境は波乱要素が絶えない。  マーケットでも米国が総じて好環境を示す材料は出てくるものの新味にかけることで各通貨まちまちの展開となっている。  今週米国で注目の2大材料が出てくるが、凡庸の結果に終わった場合、現在の状況が続くだろう。各紛争の状況がどう集結していくのか?マーケットの反応は「有事のドル買い」なのか「リスク回避の円買い」なのか?  ある意味、この局面でポジションを作るのはギャンブル的要素が強いと感じるのは私だけだろうか?  確実に言えることは、日本サイドはデフレ脱却に向けてカードを残していること、2015年第2か第3四半期には米国が利上げに転じるとことだろう。  あまり前のめりにならず、確実な路線を追って、かつ控えめなボリュームでといったようなコンサバティブなスタンスでマーケットに立ち向かいたいものである。

大魚逃さぬように

2014/7/24

 EUR/USDやNZD/USDは下落、AUD/USDやUSD/CHFは上昇、USD/JPY、GBP/USDやUSD/CADは中立と足元の展開は各主要通貨まちまちの展開となっている。  このような展開の背景には、EUR/USDのテクニカル、NZD/USD通貨高けん制発言、USD/CHFの地政学リスク高揚によるラストリゾート的な買いなど各通貨独自の材料を反映しているが、一方で米ドル自体の独自材料の欠落も一つの要因と考えられる。  さらにウクライナや中東情勢の行方を懸念した不透明感から様子見の雰囲気も手伝っているのだろう。  そのような中で来週29-30日に予定されているFOMCにはより注目したい。大詰めを迎えているゼロを目前に控えたテーパリングの実数、リバース・デポのクローズアップなどが焦点となっているが、新たな話題などにも気を配っておきたい。  一方、円がらみで考えれば、安倍政権がまだ第2弾のカードを切っていないことやGPIF(年金独立法人)の増額が見込まれていることで、円自体の下値リスクは限定的であると予想される。一時的にサプライズ的な安値を示現する可能性は排除できないが、それが呼び水になりトレンド化することは考えにくい。  短期でクロス円ショートの戦略もよいだろうが、その際にはストップオーダーやトレイルオーダーが必要不可欠となってくるだろう。  小さな魚を追っかけすぎて、大魚を逃さぬようにしたい。

地政学リスクの高まり

2014/7/21

 先週は、マレーシア航空機の撃墜などを中心にウクライナ情勢が緊迫の度合いを増しつつあることで地政学リスクの高まりから、円の地合いを悪化させる展開に終始していた。    今週も引き続き各地政学リスクの高まりに注意する展開となろう。想定されるケースとしては、ウクライナでの紛争が激化するケース、イラクが内戦に陥いるケース、パレスチナ紛争が激化するケースなどが想定されるが、いずれの場合もリスク回避の動きから円が買われる展開が予想される。  平時の場合は、日米の物価指標(22日-米消費者物価指数、25日-日コア消費者物価指数)並びに本邦の貿易収支(24日)の発表に着目したい。  米国の6月のコア消費者物価指数は、前年比+2.0%と予想されており、5月の前年比+2.0%から変わらずと見込まれている。米国のコアインフレ率の上げ渋りは、FOMCによる早期利上げ観測後退となることで、ドル売り要因となる。一方、日本の6月のコア消費者物価指数は、前年比+3.3%と予想されており、5月の前年比+3.4%からの低下が見込まれており、コアインフレ率の上げ渋りは、日本銀行による追加緩和観測を高めることになるため、円売り要因となる。  本邦貿易収支では、-6653億円と予想されており、5月の-9108億円からの減少が見込まれている。しかしながら、季節調整後の貿易赤字が1兆928億円と予想されており、原発稼動停止、原油価格上昇による日本の貿易赤字体質は変わらないため、円売り圧力が継続する。  月末のFOMCを前にしての地合いの継続や変化に細心の注意を払いたいところだが、基本路線のドル円・クロス円のロングスタンスは崩したくない。

ドイツの勝利

2014/7/16

 注目された日銀金融政策決定会合も平穏?に終わり、またしても肩透かしを食った感もあるが、市場の反応は、失望感が台頭するでもなく冷やかに無反応となっている。  日銀サイドは、デフレ脱却に向け、順調な足取りと考えていつようだ。インフレ・ターゲット2.0%達成も15年度見通しが1.9%と肉薄していることもあってか、楽観視しているようでもある。  消費税増税の影響が軽微であったことで次なる一手を出し惜しんでいるのか?はたまた外的情勢の変化による(ウクライナ、中東)リスク回避の円買いの動きに備えているのか?もしくは一旦動き出した円売りの大きな流れのエクステンションに配慮しているのか?いずれの理由で次なるアクションを起こさないかは定かではないが、(おそらくこれらすべてあてはまっていることによる総合的判断だと思われるが・・・)マーケットは“なぎ”の状態を維持し続けている。  こういった状態のとき戦略的には、2段構えの対策を講じていた方がよさそうだ。クロス円でSWAPの稼げるキウイ円やオージー円、ランド円などでロングポジションを持ちつつも、有事に備え、ほどほどのボリューム押さえておき、サプライズ的な押し目発生時にドル円、ユーロ円などで値幅を取りに行くロングをかませるという手法である。  すくなくともこの時点での全力でのクロス円ロングや有事を期待しての“スケベ”ショートを仕掛けるようなギャンブルは避けたほうがよいだろう。  サッカーW-Cupがドイツの勝利で終了したが、一部ではドイツのサッカーは面白みがないと揶揄されていた。勝利の為にはメッシやネイマール、C.ロナウドといった華やかな部分よりも大切なものがあると痛切に感じたのだが・・・マーケットに当てはめるのには無理があるだろうか?